シビラの遮光カーテン

シビラのお洋服をご存知の方は、多いと思いますが、
シビラの柄の遮光カーテンは、あまりご覧になったことは
ないのではないでしょうか。

今年の春にお仕事させて頂いたお宅で、
そのシビラの生地を使わせて頂いたので、ご紹介します。

都心の、住宅街の中の一戸建てとなるお宅ですので、一つ一つのお窓は、
そんなに大きくはありません。

まず、ご寝室に5ヶ所設けられたスリット窓は、
ロールスクリーンですっきりと仕上げることになりました。

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当初は、全ての窓の内枠にスクリーンを入れ、
奥様から、“5窓で、色がグラデーションになるようにしたい!”と
素敵な案を頂いていたのですが、片側の3窓の枠内に
網戸がついており、どうしても内枠に入れることができません。
(しかも、それに気づいたのが、私ではなく奥様だったというお恥ずかしい次第・・・。)

また、窓枠外付けにすると、小窓タイプでは作成不可、
しかし、小型タイプはプルコード式のみということで、
とにかく、あちらが立てばこちらが立たず状態。

メーカーの営業の方にも、散々相談させて頂きましたが、
結局、片側は3窓を1つにまとめたスクリーンを、標準のメカでお作りすることになりました。

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しかし、そこは奥様、小窓側とと大きなスクリーンは少し色を変えて、
シンプルになり過ぎないようなご選択。

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リビングは、高い位置にある、明り取りのお窓は残し、
下側の腰窓に、ホワイトグレーの花柄を使った
おしゃれで清楚な雰囲気の、ダブルシェードをご希望になりました。

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写真ですと、どうしても色が暗く写ってしまいますが、
実物のほうはもっと白く、華やかです。

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生地アップですが、実はこれ、ニットなんです。
写真ですと、透け感のあるレースのようにも見えますが、実は花柄を編み込んであるんです。
したがっって、実際の生地は少し凹凸のある模様となっています。

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タチカワブラインドさんで出されている生地ですが、
実際の雰囲気はこんな感じ。

うーん、やはりプロの写真は素晴らしい・・・。

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そして、3階にある洋室にお使い頂いたのが、
シビラの遮光カーテンです。

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3階というだけあって、陽射しがサンサンと射し込み、
大変明るいお部屋です。

お部屋や家具を日焼けから守る為に、厚地は、完全遮光の生地をお選びに、
そして、西日の入るお部屋には、同じメーカーのUVカットレースをお使いになり、
日焼け対策は、万全です!

↓ こちらUVカットレース

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遮光カーテンの柄物、特に花柄となると、
なんだか柄がはっきりしなかったり、妙にクラシック調だったり、
また、(あれ???うちの実家にあったような???)と思わせるような、
昭和感たっぷりだったり、ということが多くはないでしょうか。

それが、このシビラの花柄は、人気の北欧家具にも
無理なく合わせられそうな、鮮やかで可愛いいものが多いのです。

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また、無地も国内メーカーの遮光生地ですと、なぜかベージュやパステル調が多いのですが、
こちらはシビラのお洋服にも見られる、あの温かみのある深い色を使っていて、とても素敵。

今回のお客様は、一部屋は黄色の花柄で、そして、もう一部屋は、
赤い花柄が全面に来るのは・・・ということで、片方のお窓に、葉の色から取った
モスグリーンをお使いになりました。

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こうすることで、反対に赤い花柄が、
お部屋のいいアクセントになりますね!

そして、タッセルはシビラのロゴ入りです。
(ご希望によっては、ロゴなしも可能です。)

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遮光の機能を付ける為に、生地はどうしても、
ポリエステルのつるっとしたものになりますが、それでも
ここまで可愛く仕上げられるのであれば、完全遮光の選択も
ありかもしれません。

さてそこで、肝心なお値段ですが・・・
これが、かなり抑え目です。

今回も、まだお子様が小さく、3階のお部屋は、まだ用途も決まっていないので、
とりあえず遮光のカーテンを付けておきたい・・・というご要望で
お持ちした生地です。

いかがでしょう?

もちろん、気に入って頂ければ十分長くお使い頂ける品質とデザインですし、
将来的に変えるかもしれないので一時的だけど、可愛くないカーテンは嫌です・・・
という場合にもご検討頂けるかもしれません。

ご興味があれば、是非お問合せ下さい♪

ランチにご招待頂きました♪

頑張れブログ!の第一弾は、
とても嬉しかったご報告をさせて頂きます!

今年の年明けに、モリスのカーテンを作らせて頂いたお客様ですが、
納品当日は、お引越しと重なりバタバタしていたので・・・と、
後日、改めてお宅へご招待下さいました♪

昨年夏にお仕事させて頂いた I様にご紹介頂いた、W様。

その、I様とW様と私でランチを頂く事になりました!

納品当日の、お引越し時に撮影させて頂いたカーテンが、こちら。

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梱包を解かれてない荷物の隙間から見え隠れする、カップボードや、
雰囲気のあるテーブルランプ等から、W様のお宅に、モリスのケルムコットツリーの
カーテンがぴったりなのは、間違いないと思っていたのですが・・・

実際のお部屋を拝見すると・・・

渡辺様②

スリッパや、テーブルセンターの小物にいたるまで、
全てが品よく、温かくマッチして、そこにモリスのカーテンが
この生地以外はあり得ないかのように、ピッタリと納まり、
本当に居心地のいい空間になっていました。

なんと、猫ちゃんの爪とぎタワーまでもが違和感なく、素敵なインテリアの一部に
なってるじゃありませんか!

そして、こちらは、もう一方の大きなお窓。

渡辺様③

こんなに居心地のいいお部屋では、会話も弾みまくり、ワインも進みまくりです。

渡辺様 ダイニングテーブル

そして、そう、このダイニングの椅子にのっているのは、
カーテンの残布で作らせて頂いた、ケルムスコットツリーの
シートクッションです!

渡辺様 クッション

この、四角ではないひょうたん型の座面に合わせたクッションは、
以前お使いだったものをお送り頂き、職人さんに、型紙を取って
作ってもらいました。

裏側は、フジエのコローレの
モスグリーンを合わせ、パイピングも施してあります。

このクッションを作って下さったのは、カバーやクッション専門の職人、Aさん。

外見もお話しぶりも、“ザ・職人” という感じで、
まるで、親方役で2時間ドラマにでも出てきそうな雰囲気なのですが、
実際はとても優しく、いつも細部までこだわりを持って
本当にキレイに仕上げて下さいます。

ということで、ランチの楽しい時間はあっという間に過ぎて、
食後のお茶を頂くことに。

素敵なカップの並ぶ大きなカップボードの中には、
なんと、本物の銀のティーポット!

形は、アラジンと魔法のランプの、まさしくあれです!

どんなものでも、本物ほど手入れが大変なものですが、
中でも、銀器は特に手がかかるものじゃないかと。

しかし、そんな銀のティーポットを普段使いにされているW様。
素敵過ぎます。

銀器でお茶をなんて、そうそうあるもんじゃないなぁ・・・
と思いながら、美味しいお茶を何杯もご馳走になりました。

テキパキとして姉御肌のI様と、おっとりした口調ながら鋭い突っ込みをされるW様、
私と年齢も近く、お会いする度に色々お喋りさせて頂きましたが、
いつも、“私とは何かが違う・・・”と思ってました。

毎日の生活に流れている、品のようなものが、
私にはない・・・。

まぁ、それはともかく、とても気さくなお二人。

次は、地元のオヤジ居酒屋での集まりを誓い、
この日は失礼させて頂きました。

本当にありがとうございました。

数あるELAMBACHの生地の中から・・・

さて、引き続き今年の春に納めさせて頂いた、
お宅をご紹介させて頂きます。

こちらは、昨年の秋にお問合せ頂いたお客様。

確か、一番初めのご要望は、ローラアシュレイのような優しく柔らかな
雰囲気で、でも花柄ではなく・・・ということだったかと思います。
確か・・・。

それならば、是非、イギリスのウェールズで作られている、
ELAMBACH を見て頂こうと、ブックを持ってお伺いしてから
約半年!

生地の入荷が遅れる等の問題もあり、大変お待たせしてしまったのですが、
この春、やっと納めさせて頂きました。

今回はLDとご寝室のかけ替えで、当初、ご寝室は黄色やベージュをベースに
明るく爽やかに、LDは少しシックにというお話しで進んでいましたが、
奥様がこちら ↓ の少しパープルに近い茶とブルーの色味も好きで、
とても気になるとのこと。

そして、最後の最後、本当にギリギリまで悩み、茶色のほうで!
ということになりました。

しかし・・・

黄色を持ってくるのと、茶系とでは、
お部屋の雰囲気は一変します!

茶がお部屋の3面に来て暗すぎなかったかな・・・
建物の木の色と合うかな・・・と、
納品当日まで、本当に、気が気じゃありませんでした。

が・・・

思った以上に爽やかに、清々しく仕上がりました!

フラッシュをたいた写真と、そうでない写真との
色味が全く違うので、うまくお伝えできませんが・・・

この辺の色が↓ 実際に一番近いかもしれません。

ストレートバランスと、シェードの縦の切替えの無地は、
柄に合わせた茶系のパープルを使いました。
こちらは、ROMOのリネン地です。

ベッドの頭の部分に腰高のカーテン、
横は床まで、そして足元にもシェードが下がるのに
イメージと違う仕上がりになったら、目も当てられません。

想像を膨らませて・・・といっても、イギリスから送られてくる
生地サンプルは、なんと 5セン×5センチ程度。

コースターか?      ・・・というサイズです。

柄が1つ入るか入らないか、という大きさのサンプルを見て、
それがお部屋全体に広がる様子をイメージするのです。

私はもちろん、お客様も、悩みに悩んで下さったことと思います。

お客様にも長い間お付き合い頂き、また、
イギリスって一体!?!? という色々な思い出のある案件です。

次回は、勝手にそれらを振り返らせて頂こうと思います。

出窓用プリーツスクリーン

さてこちらは、前回、前々回とご紹介させて頂いた、
子供部屋のあるお宅の、和室です。

こちらが、そのお部屋の天井。

子供部屋といい、こちらの和室といい、
本当に、“家を建てるのを楽しみました!”といった感じのお宅です。

なんでも、普段は店舗の設計をされている設計士の方が、
担当されたそう。

そして、ここまで、壁や天井にインパクトがあるのであれば、
窓周りは、すっきりシンプルにお作りするのが一番ではないかと思い、
こちらには、タチカワブラインドのプリーツスクリーンを入れさせて
頂きました。

写真では分かりにくいかもしれませんが、
和紙のような風合いの素材です。
色はチャコールグレーをお選びに。

当初は、レースと厚地が一体になっている、ツインスタイルも
お考えでしたが、それではせっかくの出窓を全て
潰してしまうことになります。

そこで、レースは、出窓の形に合わせて
角度をつけたプリーツスクリーンをお作りしました。

ということで、ここでまたも、タチカワブラインドの
担当Mさんに大変お世話に・・・。

出窓用のプリーツスクリーンは、通常の採寸だけでなく、
角度の計算もして、大きさを決めなければいけません。

昔から数学は一切ダメで、角度だなんだと数学的用語が登場しただけで、
即座に、“無理!”と、思ってしまう私は、
タチカワブラインドのマニュアルを読んでも、ちんぷんかんぷん。

そこで、Mさんに現場に同行してもらい、一緒に角度を測って頂いたのです。
Mさんは、角度計測用の秘密兵器を持って登場!

ということで、サイズもぴったりの出窓用プリーツスクリーンの
完成です。

Mさん、ありがとうございました。

但し、両サイドは、メカの関係でどうしても少し隙間が空いてしまうので、
完璧な目隠しをお望みのお客様には、ちょっとお勧めできないかもしれません。

ということで、お子様のお部屋と和室のカーテンを
作らせて頂いたこちらのお宅、お部屋も素敵でしたが、
何よりも、小さな3人のお子様のお世話で、文字通り
目が回るような忙しさの奥様がとても素敵。

ご飯を作って、食べさせて、遊び相手をして、
散らかったおもちゃを片付けるように促し、その間にはお布団を入れ、
暇を見て今度は夕飯の準備でしょうか、またも台所で包丁の音。

もちろん、ゆっくり座ってる暇など一切ありません!

それなのに、決して声を荒げることもなく、むしろお子様の様子を
楽しんでいらっしゃるような感じも・・・。

取り付け工事を手伝いながら、私は横目でちらちらと、
奥様の様子を見ずに入られませんでした。

私なんて犬一匹でひーひー言ってるのに!
すごい、すごすぎる。
まだお若いのに!!

こんなにお忙しい毎日の奥様が、見てて嬉しくなるような
カーテンに仕上がっていることを祈りつつ、お宅を後にしたところ・・・

その日の夜に、メールを頂きました♪

今日の出来上がりを確認して、とても満足しております。
ブログでも紹介したところ、とても評判が良いです。
赤い屋根のおうち!!素敵です!あのアイディアにはさすがだなあ~と、
本当に感動しましたし、私が今まで感じていた物足りなさは
そういう事だったんだなあと実感しました。
岡本さんという素敵なコーディネーターさんに巡り逢えて、本当に嬉しく思っております。
世界に一つの素敵な素敵なカーテン!感謝しております。

嬉しすぎるご感想です♪♪♪

いえいえ、こちらこそお客様に出会えたことを感謝しております。
お忙しいのに、いつも心のこもったメールを下さるので、
私が癒されておりました。

夢のあるお仕事をさせて頂きありがとうございました。

カーテンの神様にも感謝ですね。

お姉さんのお部屋

さて、前回から随分日が経ってしまいましたが、
何事もなかったかのように、お姉さんのお部屋をご紹介させて
頂きます!

こちらは、前回の夢の子供部屋のお子様達の、
お姉さんにあたる、お嬢様のお部屋です。

まだまだ可愛らしい小学生のお嬢さんですが、
小さなお子様達と一緒だと、とてもお姉さんに感じます。

そして、そのお嬢様のご希望は、ピンクがいいけど、
ベビーピンクのような幼い感じのピンクではなくて・・・とのこと。

そこで、お母様と一緒に選んで下さったのが、
CAMENGO の Abracadabra の中の、パッチワークのボンボンが
ついた生地と、お花畑の中を飛ぶちょうちょのアップリケがついた生地です。

さて、これをどういうスタイルにしようか、幼なすぎず、だけど可愛く・・・。

お部屋の2面だけに貼られた、トゥインクルトゥの壁紙も、
ピンクでなく、薄いパープルです。

こちらも、可愛いいけど幼すぎず。

ということで、

パープル系の無地を使ってタブカーテンにしてみました。

レースがカーテンスタイルだと落ち着きすぎてしまうので、
ふわっふわの生地を使って、ふわっふわのバルーンシェードに
仕立てました。

こちらは、マナテックスのブリュームという、
少し光沢のある、ふんわり軽やかな生地です。

もう一方の腰高窓は、ちょうちょの生地は使わず、
ボンボンで揃えました。

お部屋全体では、こんな感じです。

もう少しお嬢様がおおきくなったら、ベッドも用意されるとのこと、
“そうしたら、このふわふわの生地で、天蓋を作りたいですねー!”
なんて、私と奥様は勝手に盛り上がってしまいましたが、
お子様のお部屋は、何よりも、お使いになるお子様達に気に入ってもらえたかが
一番気になるところです。

お嬢様とは、直接お話しする機会はなかったのですが、気に入ってました~と、
お母様が教えて下さいました。

これで一安心です。

さて、最後は和室のご紹介です。