無彩色の子供部屋

子供部屋は彩りよく、可愛く、
夢いっぱいに仕上げたいものです。

が・・・

お子様の成長はあっという間のこと、
素敵な色や柄で飾っても、
すぐに好みが変わるかな・・・
ちょっともったいないかな・・・
と思うお母様は沢山いらっしゃいます。

S様も、きれいな薄いパープルで飾ってあげたいけど、
どうかなぁ、そのうち好き嫌いが出てくるかな、と
ちょっと迷われていたので

あえて、真っ白。

こちらは、ニチベイのhanariという、調光スクリーンです。

ロールスクリーンのように、巻き上げて開閉するものですが
レースと厚地の立体構造になっていて、遮熱効果に優れています。
陽射しの入り方も、スクリーンの角度でお好きなように調節できるので
西日が大変強い、こちらのお窓にはぴったり。

シャープなモノトーンのバーチカルブラインドが覗く
こちら側の壁には、全面に鏡を貼って
お子様が小さなうちはダンサーの奥様がレッスンでお使いになるそう。

そうなると、ますます、
賑やかな柄や色の子供部屋の装飾は
無いほうがいいのかもしれません。

でも、可愛いお嬢様達がいらっしゃるお宅、
少し淋しいなと思う気持ちも否めません。

でも、大丈夫!

ベースに白いお部屋を作っておくと、
ちょっとした工夫で、どのようにも飾れます。

照明にお花を飾ってあげたり

先程のHanariの上に、冠のようにあってもいいかも。

思い切って、壁に大輪の花!

お子様と手作りしても楽しそうですし、
もっとプロっぽいものを・・・という方は、
フランフランさんでこんなのも売ってます↓↓↓

くす玉型のオーナメントを天井から沢山下げても楽しい!

こういうのだったら、不器用な私でも作れるかな・・・。(あ、無理?)

ということで、S様とも
とにかく白いベースを作っておき
後は、お子様のご成長や、お部屋の使い方の変化に合わせて
飾っていきませんか?というお話しになりました。

リビングの装飾を、頻繁に変えるのは少し大変だけど、
子供部屋なら、少し雑でも、リーズナブルでも
全然問題ないですよね。

ご自分で、お子様の舞台衣装などもお作りになるS様、
紙や余り布で飾りを作るのもきっと楽しんで下さるはず!

足、長っ!!(クリエーションバウマンのエッタ)

さて、少し変わったものを、ということで
お問合せ下さったS様。

ご自宅でのお打合わせに伺うと、

モ・・・モデル?と思うほど
足の長~い奥様が登場!

私のウエストのところに、お尻ありますよねぇ???
というレベル。

それもそのはず、奥様はプロの振付家で
ダンサーでも活躍していらっしゃる方!
スリムなことはもちろん、すっと背も高く、
一瞬、話しかけにくいようなオーラさえ。

でも大丈夫!

口を開けば、気さくな若い女性で、
バウマンの変わった生地も、大いに気に入ってくださいました。

ということで、当初からご希望の、
バーチカルブラインドにバウマンのエッタという生地を組み合せ、
こんな窓辺に。

この、バウマンのエッタは
金属のチップのようなものが、
チュールレースに取り付けられている、
もう、生地とは言えない、本当に変わったアイテムです。

こちらの黒をフラットカーテンに仕立て、
白いバーチカルブラインドの前に、黒いポールの装飾レールを取付け
ざっくりとかけてみました。

これは、レールの間を自由に行き来できるので、
家具や、外からの視線に合わせて
お好きな位置にかけることで、
バーチカルの羽の角度で開く隙間を
カモフラージュ出来ます!

が・・・

あくまでも装飾としての1枚ですので、
カーテンのような、完璧な目隠しや遮光機能はありません。

しかし、目の前に海が広がるこちらのお宅、
素敵な景色は遮りたくない、
しかし、大変目立つ建物なので、
ある程度の目隠しは・・・というご希望もあり
その点からも、フレキシブルに動かせるこのスタイルは
お好みにあったようで、大変喜んで下さいました!

そして、色は、吹き抜けから見える、
2階のバーチカルのデザインと合わせて黒に。

最近では、ブラインドの羽の色を自由に組み合わせて、
オリジナルの窓辺を作る方も多いですね!

今回も、黒、グレー、ライトグレー、白と
お好みの色を伺い、何パターンかイメージ図を作成してご相談。

最終的にこのような組合せとなりました。

さて、こんなにモダンに、かっこよくまとめられた
海辺のお宅、その子供部屋は・・・。

同じカーテンは一つもありません。

これまで、沢山のお客様とお会いしてきましたが、
同じカーテンをお作りしたことは、1度もありません。

本当に1度も。

国産、輸入含めて、何千、何万とある生地に、
カーテンだ、シェードだ、3山だ、フラットだと
スタイルも様々。

それも当然かもしれませんが、
何より、お客様のお好みが本当に千差万別。

いつも、一緒に楽しませて頂いてます。

そして、今回お問い合わせ頂いたの奥様も、
お伺い前のお電話で、早速、
少し変わったものが好きなんです・・・と。

一体、どんな方だろう???と楽しみにしつつ、

変わったもの、変わったもの・・・と考えて
お持ちしたのが、
クリエーションバウマンの写真カタログです。

クリエーションバウマンは、輸入物には珍しく
遮光や遮熱といった機能があり、尚且つ美しい!
という生地を数多くデザインしている、
スイスのトップブランドです。

そして、中には
生地を紙のように裂いてみたり

ウッドピースを使ったりと

まるで美術品のような作品!

もう、布ではない・・・。

さて、気に入って頂けるかなぁ。

そうそう、中にはLEDライトが組み込まれたものも!

美しいと思わないものを家に置いてはならない byウィリアムモリス

ご友人からのご紹介で
お引越しされてすぐに、リビングのカーテンをご相談下さったW様。

その時に、落ち着いたら寝室もお願いしますね!
と仰ってくださったのですが、お約束通り
今度は寝室のカーテンを考えたいのだけど・・・と
メールを下さいました。

嬉しい!!
お客様に再会出来るのは、本当に嬉しく、
またご相談頂けるなんて、本当に光栄です!!

ということで、
W様がお好きな、ウィリアムモリスの生地が揃う、
マナトレーディングのショールームへご一緒させて頂き、
生地をいくつかピックアップ。

動物達が大きくをデザインされた、Forestも
迷っていらっしゃいましたが・・・

実際の生地を、ご自宅の窓辺でもご覧頂き、
この、Brook に決められました。

英国のトラディショナルなスタイルがお好きな
W様ご夫妻、やはりモリスは外せません。

次は、ベッドカバーやクッションカバーを
ご相談させていただく予定です。

とうことで、いつもは納品の状況を
事細かにご説明しますが、今回お話ししたいのはそこではなく、
W様の生活のご様子です。

もの静かで、頭の回転のすごーく早いご主人様と、
外見は優雅でいらっしゃるのに、ちょっとお茶目な奥様。

ご主人様に突っ込みを入れられる奥様のご様子に、
よく笑わせて頂きましたが・・・それだけでなく、

こちらのお宅に伺うと、私まで、とっても優雅な気持ちになるんです。

お部屋は、いつも居心地よく整えられてて、
打合せが終盤になると、奥様が
きれいなかごに入ったおしぼりや、ポットで出した紅茶
素敵なトレイにのったお菓子をニコニコと出して下さいます。

食器棚にも、素敵なポットやカップが並んでるのですが、
きっとお好きなものを1つ1つ集めてこられたんだろうなぁという感じ。

なんと今回お伺いした際には、
ベランダにバラを植えられ、大きな花が咲いていました。
バラの葉がまた、室内のインテリアによく合って、
これまた、雰囲気倍増です。

派手で豪華というのとは少し違って、1つ1つが
とても丁寧で温かで、ああ、こういうのを豊かに暮らすって言うのかなと
帰り道は毎回、そのお部屋と奥様の残像が、目に焼き付いています。

『美しいと思わないものを家に置いてはならない!!!』と、
高らかに宣言してたウイリアムモリスさんも、
自分がデザインしたものが、150年経っても、
こんな素敵なお宅で飾られてるとは、嬉しいに違いない。

私なんて、お茶は、ティーパックどころか
ペットボトルぐい飲み、
慌ててる時など、フライパンのままお昼ご飯を食べることもあります。

でも、これって忙しいとか
時間が無いとかではないんですよね。

お皿に移すのなんて、5秒でできるんですから。

お皿に合わせたランチョンマット引くのだって
3秒で出来る。

ただ、気持ちの問題。

あー・・・忙しいとか言い訳せず、日々のことを
楽しむ豊かな心を持ちたいな、としみじみ考えさせられた
W様夫妻のお仕事でした。

そうそう、うちのコーディネーターのSさん。
料理上手な上に、ビール大好き。

どんなに忙しくても、どんなに洗い物が増えようと
ビールを美味しく飲む為に、コップを用意するSさん。

これも、日々を豊かに楽しんでるってことだよな・・・と。

エリザベスと言えば・・・その2

そう、カラー!
その名もエリザベスカラー!

ペットのいる方はご存知かと思いますが、
けがや病気の時に、患部に勝手にさわれないよう、
首周りに付けられるあれ。

季節替わりで痒くなり、
目が真っ赤になったのでお医者さんに行ったら
これ。

特に、ベランダに敷いた人工芝のチクチクが心地よいのか、
ベランダで顔を擦り付けて転がるので、ベランダでは必須。

付けるの嫌がるんだろうな、抵抗して暴れそうだな・・・と
思っていたが、なんのことはない、
(はい、ベランダ出ますよ、付けないんですか?)
と、準備を促す。

多分、彼的には、王家の一員となったつもりなんだろう。

なんてったて、王子だから。

そして器用にも、カラーをしたまま熟睡する
今日この頃。