ピンクとグリーンの子供部屋 その2

さて、前々回のI様のお宅。

カーテンは仕上がり、次は
壁紙をどうされるか。

ピンク+グリーンという組み合わせは
決まっていらっしゃったのですが、
色の濃淡で、全く印象は変わります。

また、無地ではなく、柄物を取り入れてみるか

ピンクを2面にするのか、グリーンを2面にするのか・・・

などなど・・・ご主人様がお仕事の関係で、
画像をおつくりになれるので、まるで実際に貼ったかのような
イメージ図も作って、ご検討に。

そして、最終的には、
選びに選び抜いた、ピンクとグリーンの無地でご決定。
写真に写ってない側も、ピンクの壁紙が貼られ、
本当にキュートな子供部屋が完成しました!

そして、ご夫婦のプライベートルームも同様に・・・

白地にブルーのマグノリアの花のカーテン+ストライプのシェード。

これで、白い壁では少し寂しくなりますが、
そこはI様。

シェードに合わせたストライプの壁紙を、
ベッドの頭部分1面に貼られて・・・

日本の白い壁に慣れていると、
大きな面1面にストライプ???と躊躇される方も
いるかもしれませんが、これで、お部屋にメリハリが出て
花柄のカーテンも一層引き立ちますね。

カーテンと、壁紙が終わり、少し落ち着かれたので
今度はベッドのヘッドボードのご相談を頂いているI様。

日本ではあまり馴染みがないものですが、
海外ではヘッドボードは当たり前。
フランスでは、普通に町の家具屋で山ほど販売しているそうです。

シンプルな足つきベッドに、お好みのヘッドボードを足すだけで
ベッドが生まれ変わります。

ご興味のあるかたは、是非♪

ピンクとグリーンの子供部屋 その1

さて、カーテンと合わせて壁紙をご検討のI様。

ご主人様がフランスの方で、
以前はご家族でフランスで生活されていたこともあり
お部屋は、素敵にデザインするのが当たり前。

ご家族で沢山のショールームを回り、サンプルを取り寄せ
あーでもないこーでもないと、ご夫婦で納得いくまでご相談。

本当に、インテリアを楽しむ努力は怠らないという
素敵なお二人です。

カーテンも、デザイン重視で、単なるレース+厚地ではなく

レースのシェード
+
厚地の柄物のシェード
+
厚地のカーテン

の3段階!

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この、厚地and厚地。

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海外のインテリア雑誌や、メーカーのディスプレイなどでは
よく見かけますが、実際のお宅ではあまりお作りしたことがありません。

正直いって、機能的には必要のない部分だから。

確かに、2重より3重のほうが断熱や遮光、遮音効果は勝ります。
しかし、最近のマンションは空調や防音管理も完璧なものが多く
カーテンを3重にしなくてはいけないほどではありません。

なので、あくまでも、デザインの為。

その為に プラス数万円・・・もしくは プラス十数万(!?)となると、
うーん・・・となってしまうのが当たり前。

しかし、I様ご夫妻にとっては、
この3重のカーテンデザインは、ごく当然のご選択だったようです。

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この、くまさんが一生懸命束ねてくれてる
ピンクのカーテンを、ちょっと指で隠してみてください!

これがあると無いでは、どんなに雰囲気が変わってしまうか・・・

お窓の両サイドに、縦にピンクが入ることで
窓辺が締まり、可愛さも倍増!

そして、黄緑の壁紙も、もういっぽうのピンクの壁紙も
グン!といきてきます。

1度に全部!でなくても、何年かして
今のカーテンは気に入ってるけど、
お部屋の雰囲気を変えたいな・・・と思う時は
こんな風にカーテンを1枚プラスされるのもいいかも。

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3重ではないですが、レースカーテンに飽きたら
ブラインドやすだれに変えてみるのもありですよね。

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なーんて、偉そうなことを言ってますが・・・

私の自宅は、

王子がいたずらしなくなったら3重に!
王子が汚さなくなったら3重に!

と、ずっと考え中。

今は寂しくレールだけが付いています・・・。

家2 (2)

(ちっ・・・。また僕のせい。)

ちっ

これまた違う、ナチュラルインテリア

次はM様のお宅。

都心の中古マンションを全面リフォームされて、
無垢のフローリングや、ウォルナットの窓枠、
壁には、小さなお子様の為の
黒板にもなるグリーンの塗料をペイントされて。

お邪魔した際に、「ス・テ・キ~!!」
と思わず声が出てしまった、本当に素敵なお部屋です。

なんでも、黒板の塗料はご主人様が塗られ、かなり大変だったとか・・・。

さて、そんなM様のお宅も、基本的にはナチュラル。
ビンテージ風の革張りソファや、窓辺にアイアンの小物などもあったので、
カフェ風ナチュラル???とでも言う感じでしょうか。

北欧ナチュラルだの、ナチュラルフレンチだの、
ナチュラルは、相当便利な用語なんですね。

それはともかく、お打ち合わせの時には
リビングも、無地のカーテンにしようかなと仰ってたM様。

しかし、玄関からキッチン、ダイニング、リビングと、
全てを大きな1フロアにリフォームされた、広~~い空間だったので、
それではもったいないような気がして、柄物をご提案しました。

ステキな窓枠を額縁のように出して、カーテンを取り付ければ、
柄が映えること間違いなしです。

そして、沢山の柄の中からお選び下さったのがこちら ↓↓↓

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マリメッコのトゥーリです。
なんと、1971年にデザインされたファブリック。

40年以上も、古臭くならずいまだに人気だなんて、
愛され過ぎてる。

このデザインは、透け感のあるレース状のものや、茶色もありますね。

そして、通常この柄は上から下へと枝が伸びるんですが・・・

トゥーリ 通常使い

これを縦横逆にして、この向きでカーテンに。

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広~~い空間の一角に作られた、お子様の遊び場にも木陰が!

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初めに気に入って下さった生地が、
在庫切れだったりもしたので、色も柄も、
本当に沢山悩んで下さいました。

生地が決まってからは、
両サイド切り替えたらこんな感じですー!

トゥーリ両サイド切り替え (2)

などと、イメージ画像をお送りして生地の使い方をご相談させて頂きました。

納品時には、果たして、気に入って下さるものに仕上がってるだろうかと、
それはもう、心臓がキューっとなるほど心配で・・・

しかし!

納品時にはいらっしゃらなかったご主人様から、

“まさに「木」で一瞬びっくりしましたが
部屋が明るくなり、とても良い感じで気に入っております”

と、後ほど感想をお知らせ下さいました。

やった~!~!~!
喜んで頂けて本当によかった!

クッションや小物の雰囲気ともよく合って、
温かみのある、オリジナルなナチュラルスタイルのお部屋になったなぁと、

王子の怪しげな視線をものともせず、

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1人、ほくそ笑んでみました。

ナチュラルインテリアのお部屋

ナチュラルインテリアってのは???
と思われる方もいらっしゃるでしょうが、

一般的には、メイプル等の明るくすっきりした木を使い、
色も、アイボリーや白などさっぱりした印象のものを使用したお部屋
・・・と、言われているようです。

でも、すっきりした直線の、明るい木目の家具に、
北欧の鮮やかな色柄のファブリックを使用したお部屋もナチュラルですし、
ナチュラルの表現も人それぞれですよね。

さて、今回のB様のお宅はまさにナチュラルの王道。
明るい色の家具に、ベージュのカーテン、白のソファと
優しく品よくまとめられ、壁には木の枝に小鳥が止まっているウォールステッカー。

とても気持ちのいいお部屋でしたが、そこに何の変哲もない
無地のベージュのカーテンが・・・。

もちろん、お部屋に合ってはいるのですが、

やはり、つまらない。

B様も、「引っ越した時に不動産の方が持ってこられた
カーテンのサンプル帳から選ぶしかなくて・・・。」と仰ってました。

あるある、よくある!

素敵な注文住宅の1戸建て、壁、床、天井、キッチンやバスルームまで
色も素材も、疲れ果てるほど悩まれるのに、最後の最後にカーテンは、
工務店さんが持ってこられる、サンプル帳の中から選んでしまう。

ガーン・・・。

しかも、定価の半額です!なんて言われることも多くて。
それは、心も揺らいでしまう・・・。

もちろん、国内メーカーさんの生地も素敵なものが多く、
そこから選ぶのもありですが、ちょっとだけ使い方を考えてこんな感じに。

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B様にお勧めしたこちらのレースは、フジエテキスタイルさんのエルケーア。
丸い葉のついた木々が描かれていて、優しくて爽やかな雰囲気です。

しかも、その葉の部分の色が抜けているので、
フロントレースで、部屋側にレース生地を持ってくると

下の色が透けて、お好きな雰囲気に仕上げられます。

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B様は、厚地をベージュにして穏やかな雰囲気にされましたが、
これを、爽やかなグリーンや、パキッとしたオレンジにすると、
ナチュラルでも、全く違う雰囲気に。

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ウォールステッカーとの相性もぴったり。
そして、ちょっとレースに飽きたときは・・・

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サイドにきれいに束ねて、厚地の色を主役にすれば
ちょっと豪華な感じにも!

B様も、とても喜んで下さいました。

このカーテンを納品させて頂いたのは、もう、少し前のことなのですが・・・
お部屋だけでなく、食べるものもオーガニック素材を取り入れて、
ナチュラルライフを実践していらしゃったB様、

きっと、今も変わらず、穏やかに暮らしていらっしゃることと思います。

お好みは色々。

さて、2回続けてご紹介させて頂いた
エレガントなM様邸。

最後のお窓には、特注のキャビネットにぴったりの
美しいパープルのトワレ柄のカーテンをご注文下さいました。

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こちらの生地も、イギリスのサンダーソン社のもの。

決して、サンダーソンに限って生地をお選びになったわけでは
ないのですが、やはり、ピン!とくるものは
自然と絞られてくるんですね。

そして、こちらのタッセルもリビング同様
フリル付きに。

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M様の、派手にごちゃごちゃするのではなく、
少しだけ手を加えたい、というお気持ちが表れています!

カーテンを取り付けた際には無かったキャビネットが、
後日仕上がり、私も見せて頂くことができました。

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うーん、さすが!
このキャビネットが1つ入るだけで、
いっきにイギリスの邸宅風に。

・・・ということで、M様邸もとうとう終了。

またも、ホッとするとともに、
寂しい気持ちになりました・・・が!

最後に、クリーニングについて色々とお尋ね下さったM様。

もちろん、クリーニングもお任せください!

カーテンのメンテナンスとともに、
また、お客様にお会いできるのも楽しみです。

ところで、施工事例を見て頂けば分かるように
お客様のお好みは、本当に千差万別。

お洋服と同じで、インテリアも
とにかく自分が気持ちよくいられるものが一番です!!

ということで、次はガラリと変わって
ナチュラルな雰囲気の、B様邸をご紹介します。