まるでプチホテルその3  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

そして、仕上ったカーテンはこちら。

リビングは全てのお窓に、カーテンボックスが作られていましたので、
特に、バランス等で飾ることなく、美しいヒダが出るように、
2倍3山で、シンプルに縫製したカーテンのみです。

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この撮影のときは、まだふさかけが付いておらず、
タッセルを洗濯ばさみで止めていたので、ちょっと、
カーテンがぺしゃんとしてしまってますが・・・

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高めの天井から、床までおちる
艶のある生地は、とても美しく、
レースに続き、こちらもK様が、
本当にいい生地ですね~・・・と、喜んで下さいました。

そして、写真に写ってるダイニングテーブルが、なんとも不思議で。

これは、K様が何年も前からお持ちだったダイニングセットですが、
今までは使うことなく、しまっていらっしゃったそう。

それを、今回のご新居に合わせ、出してこられたのですが、
椅子の数が足りない。

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6脚は欲しいが、4脚しかない。

ということで、新たに椅子をご購入。

ただ、同じものは無理だろうからと諦めて、
少しリーズナブルに買えるものの中から、決められたと・・・。

しかし、なんと到着してビックリ!

前からあったものと全く同じ椅子だったそうです。

そして、テーブルとお揃いの椅子が8脚そろうことに。

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K様ご自身、何年もこのダイニングテーブルをご覧になってなかったので、
デザインなど、全く覚えておらず、多少合わなくても・・・という
気持ちでお買いになったそう。

絶対揃えたい!!と探しまくっても
見つからないこともあるのに、
こんなこともあるとは。

仲間を呼び寄せた、K様宅の椅子達の能力、
イルカ顔負けです。

まるでプチホテルその2  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

さて、まずは、フランス窓にかけた美しいレースのご紹介から。

こちらは、トルコ製のレースで、
裾5分の1程度に、豪華で繊細な刺繍が施されています。

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この生地を、一目で気に入って下さったK様は、
フランス窓の下端の部分から、きっと刺繍がきれいに見えて、
外から見ても美しいと思う
と、とても楽しみにして下さってました。

が・・・
私のほうは、きちんとお窓を測ってはいたものの、

(見えるよね、外から見てもいいバランスで刺繍出るよね、
大丈夫だよね・・・ああっ、本当に大丈夫?)

と納品まで自問自答。

とにかく心配。

そしてやってきた、納品日。

まぁ、生地の気分で、刺繍の位置が自由自在に動くわけではないので、
測っておいたとおりに、レースは仕上っておりました!

お部屋の中から光りを通してみる刺繍の様子も美しく、

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また、外からもばっちり。

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白とブルーと、アイアンでデザインされた
美しい外観のお宅に、無事、華を添えることが出来ました!

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K様も、やっぱりこのレースきれいですね~!と、
大変喜んで下さいました。

お客様には、大きく分けて2通りの方がいらっしゃいます。

モダンな感じ、エスニックな感じ・・・とイメージだけ持ってお見えになる方と、
こんな生地、この形、この色、と明確にご自分のご希望を持ってお見えになる方。

この、プチホテルのようなお宅を、設計事務所と細部まで打合せて
お建てになったK様はもちろん後者。

そうなると、私の役割は、いかにK様のご希望に合う生地を
お探しできるかということと、
K様が、AかBか・・・と迷った時にそれぞれのよさ(もしくはデメリット)を、
明確にご説明すること、

だと思うのですが、

今回は、決断力と行動力のあるK様の後ろを追ってばかりだった
ような気がします。

またも、どこまでお役に立てていたか微妙ではありますが、
ここから、K様と一緒に、
たくさんあるお部屋のドレープ用の生地選びが始まりました!

まるでプチホテルその1  Aldeco(アルデコ)・モリス・サンダーソン

ついこの前、明けましておめでとう~!なんて言ってたのに、
既に、今年も1ヶ月近くが経とうとしています・・・。

早い、早すぎる。

このブログも、明けましておめでとうございます!!
と華々しく始める予定だったのに、気づいたら、そんな挨拶など
出来ない時期に。

こんなブログですが、とにかく、
今年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、そんな新年1件目にふさわしい、華やかなお宅を
ご紹介させて頂きます!

1昨年の秋から、既に1年半ほどお仕事させて頂いている
K様邸。
昨年末に、ほぼ完成致しました。

外観全体をご紹介出来ないのが残念ですが、
まるで、ヨーロッパのプチホテルのようなお宅。

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もちろん、お部屋数も多く、お宅の中央には大階段が!

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初めてお伺いした時は、まだ手すりも付いておらず、
高所恐怖症気味の私は、おっかなびっくり・・・

“ああ、宝塚スターってすごい・・・” と、思いながら
階段を降りた事が思い出されます。

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“カーテンをどうしようかと思い、ネットで探して、
岡本さんのブログを、隅から隅まで読んで、連絡したんですよ”

と、言って下さったK様。

ワンコがどーの、本田選手があーだのこーだのまで書いている
ブログのどこで、こんな素敵なお宅を任せようと思って下さったのかは、
全く不明ですが、お客様であるにもかかわらず、
いつも、私のことを気遣ってくださるK様のご様子には、
お会いする度、頭が下がりました。

ああ、私も人としてこうあらねば、と思うこともしばしば。

そして、そんなK様邸の、昨年末に完成した大階段はこんな感じ。

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K様がお好きな色、ブルーの壁紙の映えるカーテンです。

ということで・・・
美しいフランス窓に合わせた刺繍のレースや、
おトイレにまで貼られたモリスの壁紙、
びっくりするような、テーブルと椅子の出会いなど、
順番にご紹介させて頂きます!

高価な生地、分割してみよう。 Etamin(エタミン)                Etamin(エタミン)

さて、前回ご紹介した、
ヨーロッパの最高級ブランドのチマー&ロード(ZIMMER+ROHDE)のコレクション
エタミン(Etamine)の生地。

なんと、1m 29,700円 です。

最高級、最高級としつこいですが、やはり、
いいものはいいのです。

刺繍も立体感があって、キュートだけど豪華。

糸の色も艶やかで、鮮やか。

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しかし、T様のお宅は、2ヶ所の掃き出し窓なので、
フラットカーテンに仕立てると、生地は12.5M必要。

なんと、生地代だけで 371,250円!!

もちろん、これに縫製代や、レースの価格が加算されてきます。

そうなると、2窓で約50万円ほど。

さすがに、これではご紹介しにくい。
このままご紹介したら、ただ、高い生地を見せびらかすだけの
いやな奴になってしまう・・・。

そして、もう1つ。

リビングの1面を占める2窓全てに、この刺繍柄がくるのは
少し、しつこすぎないかなぁ・・・とも思ったのです。

そこで、1巾に4本入ってる刺繍を、2本+1本×2に分けて、
無地のカーテンに飾りのように縫い付けてはいかがかと思いました。

そうなると、エタミン(Etamine)の生地は、2.4mでOK。

ということで、生地見本とプランを持って、いざ、T様のお宅へ・・・。

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うーん、もう、ばっちり♪

生地は一目で気に入って下さり、プランもOK。

T様に(1回しか会ってないのに、好みをずばり当てられて・・・)

なんて、お褒めの言葉も頂き、もう天にも上る気持ちです。

さて、次は、分割した刺繍柄をどこに入れるか、地となる無地の生地をどうするか。

ここから、インテリア好きのT様と私の楽しいお出かけが始まりました♪

 

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そして高価な生地 第2弾 Etamin(エタミン)

Y様!ご覧頂いてますか?

先日お仕事させて頂いたY様から、

ブログ楽しく拝見しているので、更新頑張ってくださいね!

という、ありがた~いメールを頂いたにもかかわらず、
以前の更新から早1ヵ月半・・・。

ご無沙汰にもほどがあるブログですが、
読んで下さる皆様、本当にありがとうございます。

ということで、“高価な生地第2弾”を、ご紹介させて頂きます!

今回の生地は、ヨーロッパの最高級ブランドの一つ
チマー&ロード(ZIMMER+ROHDE)の、
フランスのコレクションである、エタミン(Etamine)の新作。

リネン+コットンの地に、小花と葉(?)をデザインした刺繍が施され、
優しくナチュラルで、素朴な雰囲気に仕上っています。

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これこれ、これの、向って左側のカーテンの生地です。

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この↓ 右上端の隅に、クッションになった生地が
ちょこっと写ってます!

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そして、今回のお客様は、インテリアが大好きなT様。

お引越し後で、ご新居のインテリアを少しづつ少しづつ
まとめていらっしゃる最中です。

始めは、インテリアショップのIDEEさんでご覧になった、
デザイナーズギルドの生地を見たい、ということで、ご来店下さいました。

少しシックなグレー、ピンク、グリーンで水彩画タッチに描かれた、植物と壷の柄。

当初は、それをフラットで、さらりとかけるイメージで進んでいましたが、

数日後・・・

岡本さん!こんなソファを買ってしまったので、家の雰囲気がカジュアルになりそうなので、
優雅なギルドの生地が合わなくなりそうです!!

と、写真つきのメッセージが。

田島様ソファ_640

うーん、仰るとおり、確かにこれと、あの優雅な花柄は・・・

ということで、T様に 
“何かおおらかな雰囲気でおすすめの生地はありませんか?”
といわれ、張り切って見つけたのが、上のエタミンの生地 GAVOTTE です。

この生地を一目見て、
(うん、これ。T様のご趣味に合う、絶対間違いない。)と確信したのですが、

これが、また 高いったらありゃしない・・・のです。

 

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