和室にルミマルヤ

そして、最後に残された和室。

とてもご決断の早いM様でしたが、和室だけは少し
悩まれました。

和室には間違いなくはまる、プリーツスクリーンも
検討されましたが

写真 (7)

せっかくなので、ここは、やはりお好きな、
北欧ファブリックをお使いになりたいとのこと。

ご自分で、マリメッコの中から ルミマルヤという生地を
選んできて下さいました!

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さて、これだけ大柄で、1枚の絵のような生地は、
柄をどこに持ってくるかで、お窓の雰囲気がガラリと
変わります。

大きなお窓のほうはカーテンで、
小さなお窓は、シェードでと決まり
M様が、
「シェードのほうは、こう、片側から木の枝が出てくる感じで!」
と、イメージをお知らせ下さったので、
柄の雰囲気を画像でお送りし、ご確認頂きました。

写真 (8)

そして、出来上がりがこちら。

丸山様9_640

元々、北欧生地は和室にはまりやすいのですが、
ルミマルヤでお作りしたのは、私も初めて。
爽やかで、とても気持ちのいいお部屋になりました!

和室の王道のような、スクリーンでなく
北欧スタイル好きの、M様らしい仕上がりです。

LDの、シンプルでかっこいいシエナに、
お嬢様のお部屋の可愛いいウニッコ、
そして、和室の爽やかなルミマルヤと、
お宅全体を、北欧ファブリックでまとめられたM様。

ナチュラル素材の家具に、
階段の小窓には、木製のおもちゃが飾られ、
天井で揺れるモビール・・・
ものすっごく暑い日の納品でしたが、
M様のお宅の中は、とても清々しい雰囲気です。

(30分も道に迷った私は、爽やかさ皆無の雑巾状態。)

そして、お選びになった、ウッドブラインドや北欧ファブリックの数々も、
きっと、爽やかさUPに貢献してくれることと思います!

私は、そんなM様宅で見た、モビールの動きにとても癒されて、
M様のお宅のお仕事の後、“犬の”モビールが欲しくて、欲しくて、
ことあるごとに、雑貨店を覗いてます。

この、“犬の” が問題で、なかなか出会えないんですがね・・・。

マリメッコのウニッコと                       ウッドブラインド

さて、こちらは、お嬢様のお部屋になる予定の洋室です。

女の子が大喜びしそうな、真っ赤なウニッコのカーテンと、
LDと同じ、ウッドブラインドの組合せです。

丸山様2_640

北欧の生地の中でも、これ以上ないほど有名な
ウニッコ。
ものすごいベストセラーですよね~。

確か、発売当初は 赤と、黄色と・・・みたいに
ポップな色が数色あるだけだったのに、今では、
黒だの、なんだの、ものすごくバラエティに富んでて
ちょっとビックリ!

ただ、お部屋に数ヶ所あるお窓を、
このウニッコだけで飾ってしまうと、ちょーっとくどすぎるので、
ストライプや、無地を合わせて、アクセントにしたり
お洋服でいう抜け感(?)を出したりしたほうが、
ウニッコ自体も生きてきます。

ウッドブラインドとの組合せは、
M様が、最初から決めていらっしゃったのですが、
お窓とお窓の距離も近いので、大正解!

こちらは、ピエニウニッコ といって、
普通のウニッコよりは、お花の大きさが小さくなっています。

Pieni とは、フィンランド語で “ちいさい”を意味するそう。

“小さいウニッコ”   

まんま・・・。

そうそう、
この下に、もっとお花が小さい ミニウニッコ という生地もあります。

お窓の大きさに合わせて、柄の大きさが選べるのも、
魅力の1つかもしれません。

次回は、和室をご紹介します!

Artecのシエナと、ウッドブラインド。

まずは、北欧の家具メーカーArtek(アルテック)の人気ファブリック
シエナを使ったシェードです。

こちらは、リビングからベランダに出る床までのお窓と、
キッチン横の小窓に作らせて頂きました。

丸山様6_640

丸山様7_640

お打合せの前から、このシエナは決めていらっしゃったので、
すぐにメーカーに確認したところ、今ある在庫が終ったら、
次回入荷がかなり先になるとのこと、慌てて必要量を確保!

同じリビング内の腰高窓には、
ニチベイのウッドブラインドのクレール501をお選びになりました。

501のスラットは、一般的なウッドブラインドよりも、
木目を生かして仕上げられている為、よりナチュラルで自然な印象に
仕上ります。

こちら501

slat_K501_640

こちらが一般的な101

slat_K101_640

501はアッシュウッド、101はバスウッドと、素材も違いますし、
価格は501のほうがかなりお高め。

ただ、ニチベイさんにも確認しましたが、
101のバスウッドのほうも集成材とかではなく、きちんとした木材を
使用されているとのこと。
仕上げの加工の段階で、この差が出るそうです。
※501は人気で、現在、在庫切れが続いているとのこと。

元々、アッシュウッドはその木目が特徴的で、
バスウッドは、柔らかく加工しやすい木材のようですが、
その差が、この仕上がりになるのか。
木材も、本当に色々ありますよね。

私は、木目があるほうが
清々しい印象に仕上る気がします。

そして、お納めしたのがこちら。
お客様は、ナチュラルな窓枠と、色を合わせてお決めになった
ということだったので、窓枠を生かして、枠内に作らせて頂きました。

丸山様4_640
(写真では、木目が分かりませんが・・・。)

シエナのシェードとならび、
北欧の、空気の澄んだすっきりした感じが満載です。

丸山様5_640

穴があったら・・・。

これまで、たくさんのお客様にお会いして来ましたが、
お名前をお聞きすれば、どのようなカーテンを作らせて頂いたかは、
もちろん、すぐに思い出せます。

そして、M様に作らせて頂いたのは、ナチュラルな家具やお部屋に合う、
北欧の生地を使ったカーテンに、木目を生かしたウッドブラインド。

ですが、M様のことでカーテンと一緒に思い出されるのが、
数々の失敗。

まさに、

t-time_tl-kanji-a-anagaattara-tate(これ、誰が書いたんだろう。)

もう、初回の電話から・・・。

M様にお電話する直前まで、
A様とお打合せしていた私は、
M様に
「ホームデコアの岡本と申します、A様でいらっしゃいますか?」
と、自信満々にお電話。
もちろん、M様は
「Mですけど???」

何事も、初回の印象は大事なのに~・・・。

これに始まり、
M様のお仕事の途中で、携帯の地図アプリを
バージョンアップしてしまったところ、
打合せで伺ったこともある、駅から10分程度のM様のお宅に、
30分かけても辿り着けず、迷いに迷って工事に遅れる始末。

職人さんが先に着いててくれて、本当によかった・・・。

挙句、悪いことは重なるもので、
頼んだウッドブラインドが、工事日に入荷せず後日送れて納品、
その次は、メールの宛名を間違え、
最後は、ご請求書の金額まで間違えるという、無様な仕事ぶり。

本当にこれでもかというほどで、穴があったらどころか、
自ら掘ってしまいたかった。

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しかし、そんな数々をサラリと流して、
いつもニコニコと、楽しくお打合せさせて下さったM様と、
元気で可愛いい、小さなお嬢様に感謝しつつ、
ご紹介させて頂きます!

ソファの張替え

さて、O様にはカーテンだけでなく、
ソファの張替えもご注文頂きました。

こちらがその、深い真紅の生地に張り替えさせて頂いた、
リーンロゼのブリガンタン。

大川様8

帆船の帆が風を受けているイメージのソファで、
この包み込まれるようなふっくらとした形が人気の、ロングセラーのソファです。

独特の形状なので、張替えはメーカーに出したほうがいいだろう、
ということで、メーカーで指定されている張替え用の生地を、
O様と見にいきました。

が・・・

うーん、ない、なんだかピンとくるものが無く、
O様と、(どうしましょうねぇ・・・)と考え込みながら退散。

そこで、メーカーではなくこちらで椅子張り職人さんを手配し、
生地は、各ファブリックメーカーさんから山ほど出ている
椅子張り地から探してみることにしました。

紫がかったものから、ピンク系まで、幅広く赤の生地サンプルを取り寄せ、
数点に候補を絞り、後日実際のお部屋でO様と一緒に確認したところ、
なんと、全く上位になかった、この真紅の生地が壁やカーテンと
ピッタリ!

O様と、(これはちょっと色が強すぎますよね~・・・)
なんてお話ししていたのに。
2人でビックリ。

カーテンや、クッションもそうですが、
ショールームや店舗で見るのと、実際のお部屋や
現場で見るのとは、イメージや色合いが全く変わってくきます。

ですので、お客様には
お部屋や現場の昼の陽射しの中で、夜の室内照明の下でと
必ず、サンプルをご確認いただく様お願いしています。

もちろん、カーテンなら窓辺で確認!です。

さて、こちらの生地は、シンコールのLapasという、
スェード調のファブリックです。
大変丈夫なので、車や業務用の椅子などにも張られるほど。
国内シェア1位だそうです。

1M 4,000円という、使い易い価格も魅力的です。

もちろん、輸入のファブリックにも素敵な椅子張り地は
山ほどありますが、今回は無地でということなので、
あえて、国内のメーカーさんから選ばせて頂きました。

柄や、生地の風合いなどが大変気に入って、
このソファをお部屋の主役に!!という場合はいいのですが、
輸入の椅子張り地で張り替えると、
(新しいソファが、もう1個買えてしまう・・・)ということがほとんどです。

今回は、カーテンでもたくさんのご予算を頂いたので、
ソファ生地は、少しだけ抑え目でご提案してみました。

生地が決まったところで、

職人さんがソファをご自宅へ引き取りに

工場で張替え

10日~2週間程で、ご自宅へお届け

という形で、終了です。

今回は張替えだけですが、中材のウレタンの補充も
もちろん同時に行えます!

カーテンや、シェードの残布でお作りしたクッションもあわせ
真っ赤なソファ、とても喜んで頂きました。