カフェ!?のインテリア

 

昨日は、ここにいました。

 

カフェで、ホッと一息。

…ではないのです。

 

ここは家具のインテリアコーディネートをさせてもらったお客さまで、

大学時代の友人の自宅。

7月から千葉県柏市に、子育て中のママが集まるベビーマッサージのサロン「ひだまりてらす」がオープンします。

そのインテリアのセレクトをお手伝いしました。

 

「ひだまりてらす」のブログはこちら

 

セラピストのめぐみさんは、大学時代の後輩で、サークルもバイト先も一緒。

結婚してたまたま同じ柏市に住んでいたという縁の深い友人です。

先日カーテンのみ納入させてもらったのですが、

家具が届いて写真撮影にお邪魔したところ、早速「めぐみカフェ」のおもてなしが。

 

カフェオレ、うまい~!!

と和んだところで、気合を入れてお部屋のスタイリング、写真撮影です。

照明器具の長さ調整で、もう、汗だくです。

 

さて、ダイニングの全体像はこんな感じです。

 

チェアの背中には…

カフェメニューが。

アンティーク風に仕上げられた「チャーチチェア」。

元々は聖書や讃美歌の譜面が入れられるようになっているので、

そこはベビーサロンに集まった生徒さんたちに出す飲み物の、メニュー置きとして活用します。

 

ダイニングからリビングを見たところ。

 

リビングのテーブルにはちょっとしたアイディアを。

ガラストップのテーブルに挟んだ絵画?

 

実はこれ、輸入壁紙の端切れなのです。

端切れをマナトレーディングさんで購入。カットしてテーブルに挟み込みました。

このクロスのブランドは

SCION(サイオン)というイギリスのブランドです。

 

輸入壁紙といえば、ホームデコアは新たに輸入壁紙のサイトをオープンしました。

これからはカーテンだけでなく壁紙のこともじゃんじゃんご相談ください!!

(ちょいちょい宣伝を挟んでいきます)

 

「ひだまりてらす」に戻ります。

 

お部屋の全体像。

beforeはこんな感じでした。

つやのあるものや重厚なデザインが好きな旦那様と、

古民家の雰囲気やナチュラルなデザインが好きなめぐみさん。

2人の好みが違っていることもあり、シンプルになりすぎていたお部屋。

afterはこのように。

ダイニングにアンティーク素材を使ったテーブルやチェアを選ぶことで

重厚感を持たせながら、カフェ風の優しい雰囲気に。

白・黒だったインテリアに茶とブルーを足してアクセントとしました。

 

さてもう一度言いますが(笑)、「ひだまりてらす」は7月オープンです。

 

めぐみさん忙しくなると思うけれど、また会いに行くのでおいしいコーヒー飲ませてね!

 

 

新築住宅のカーテン

今週納品が完了した新築住宅のカーテンをご紹介します。

 

まずはリビング。

最初にうかがったのは「赤い色の入っている北欧らしい生地」というご要望でした。

赤い色が入っている北欧プリントをとにかくたくさん見ていただいて決まったのがこちら。

 

上に向かって伸びる花のつぼみがいくつも重なり、蝶が舞う図柄の「LULU」。

のびやかな柄をしっかり見せるため、フラットカーテンにしました。

 

右側の、モカ色の壁には縦長の窓が。

壁紙の色との相性もばっちりです。

 

和室には、和紙のような不織布ではなくて織物のプリーツスクリーン。

 

北欧プリントとの相性を考慮しました。

 

プリーツスクリーンのレース地は、窓を開けた時にパタパタ言ったりするので、

後ろにレース生地を掛けて風通しの時の悩みを解消。

 

寝室はこのように。

鳥モチーフの図柄の生地は、やはりフラットカーテンに。

左側の大きな窓の生地は、鳥やモカ色の壁紙の色合いにあうチェック柄をチョイス。

(この組み合わせ、かなり上級ワザではないかとひそかに思っているのです)

 

こんな寝室なら朝の目覚めもさわやかですね。

 

 

 

新規取り扱い BLENDWORTH

新しく取り扱いすることになった、イギリスのブランド、ブレンドワースです。

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一番右側のインコの柄、リアルです。
大きさも、1/1インコサイズ。かわいい。

インコを飼っているお宅に、もしくは飼いたくても飼えないお宅にも、ぜひつけていただきたいです。

大柄の水彩画調花柄も、去年あたりからのトレンドです。

リネンのシェードを納品しました

先週の土曜日は3件の納品がありました。
そのうちの1件の施工事例をご紹介します。

丁度前回のブログで「麻」について書きましたが、こちらの物件はまさに、リネンの生地をメインとしたコーディネートでした。

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紺色のリネンのシェードと、リネン風のポリエステルのレース生地です。

シェードを閉じたところ。

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この紺色のリネンは、お客様との初めてのお打ち合わせの後、最初にお届けした生地のうちの1枚です。

床に敷いているブルーグリーンのギャッベ(ラグ)に調和する色を何種類かご提案したところ、この生地を一目で気に入ってくださいました。

リネンは、とても伸び縮みしやすい生地です。生地によっては濡らしてしまうと10パーセント近く縮んでしまう物も。
仕立てる前に一度水に濡らすという方法も有りますが、今の生地の風合いとは変わってしまいます。

縮んでも気にならないよう床に引き摺るくらいの長さのカーテンにするのも一案なのですが…。

リネンをシェードに仕立てたときのリスク、天然素材の気持ちよさ、いざ縮んでしまったらどうするか…など、お客様と検討を重ね、違う生地もたくさん見ていただき、やはりこの生地が一番素敵!ということで納めさせていただきました。

実は元々、窓枠の内側にハンターダグラスのデュエットシェードがついていましたので、レースの生地はその後ろ側に。

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突っ張り棒のような見た目のポールタイプのレールに、サラッと生地を掛けました。

大きな窓のレース生地はフラットカーテンで。リネンの風合いに似たポリエステル生地。自宅で洗えますし、伸び縮みの心配はありません。風が入るとふんわり。

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気持がいいです。

「麻」ってどんな生地?

前回の母の日のプレゼントの話題から、「麻」について簡単に解説を。

 

洋服やタオルなどのタグに見かける「麻」の表示。

実は日本では、「麻」と表示される繊維は2種類あるのです。

高温多湿な東南アジアや南米などで栽培されている「ラミー・苧麻(ちょま)」と、

気候の涼しいヨーロッパやロシアで栽培れている「リネン・亜麻(あま)」。

2つは全く異なる植物なのですが、同じ「麻」として表示されます。

 

どちらも吸水性・放湿性に優れており、伸び縮みしやすい生地ですが、違いもあります。

 

ラミーは繊維が硬く、生地につやが出ます。非常に丈夫な生地になります。

反面、チクチク感やごわつきを感じる部分があります。

日本でも、古代から使われてきた生地です。

 

リネンは、非常に汚れが落ちやすく、肌触りが柔らかくてしなやか。洗濯にも強い生地です。

生地になるまでに手間のかかる繊維なので、高級なものは絹にも匹敵する値段になります。

こちらは、日本に入ってきたのは明治期とのこと。

 

似た性質もありますが、全く違う2つの麻。

日本では、リネンとラミーがまざっていても、そうでなくても、表示は麻100%となります。

(輸入の生地は、LINENとRAMIEは分けて表示されています。)

 

肌に触れる場合。ラミーではちくちくしてしまう人もいるようです。

 

前回のブログで、母の日に選ばなかった綿麻の肌掛け。

ゴワゴワ感からすると「ラミー」が使われていたと思います。

 

そんな理由で「紙」が使われているもののほうを選んだという次第です。