昨年秋にお納めした、宇都宮のモデルルーム。建築中からご相談を受けた案件です。ホームデコアでは、子供部屋の装飾を担当致しました。
イメージを実現するために、デザイナーさんと一緒に色々と知恵を絞って完成したのがこちら。
ベッド上の天蓋と、
テント型の装飾。
インテリアデザイン:有限会社カサゴラコーポレーションhttp://casagora.net/
天蓋は、正面付のカーテンレールにのれんのように生地を通しています。
事前にサンプル生地を持って現場でもお打ち合わせ致しましたが、納品当日に付けてみると真ん中のたるみが長すぎ。
現場は遠く宇都宮。ミシンなんてありません。さて、どうする!?と、衣服のリフォーム屋さんなどに電話しましたが当日にお直ししてくれるところはありませんでした。
何か方法はないかな?と出かけた100均で、買ったのは小さな裁縫セットとマチ針。手縫いでゆっくり、曲がらないように…棒を通す袋の部分を2重にしたら、下からは見えないしちょうどいいたるみに。良かった!
さて、テント。
当初のご相談は、カーテンの部材でテントを作りたいとのこと。さて、どう作りましょう?
ホームデコアのお店のメンバーや縫製業者さんなど、誰に聞いても、板で作った箱に生地を貼りつける、という回答。カーテンの上飾りならばそれでOKなのですが、出入り口の上なので、下からゴツい板が見えちゃう。
テントの生地が光に透けること、自然に揺れることもイメージの上でとても重要。軽やかさが違います。
それで、こうなりました。
テントの生地の取り付け前の様子がこちら。
カーテンの上飾り用のレールを使い、フレーム状にしました。
店舗などのテントは、斜めの部分にも骨が入っています。上飾り用のレールでは作れなかったので、生地を引っ張るようにしながら取り付けました。この作業が意外に大変で何度も何度も貼り直しました。
その甲斐あって、下から見ても、割とスッキリ。
Tさま、この度はありがとうございました。素敵なモデルルーム作りに参加させていただき、たくさんのことを学ぶことができました。
またお邪魔いたしますので、お昼をご一緒させてくださいね!