こんばんは。
ホームデコアの滝本です。
昨晩、新宿のリビングデザインセンターOZONEで開かれた、
テシードさんのセミナーへ行ってまいりました。
テシードさんは、主にカーテンや壁紙の輸入商材を扱う会社さんです。
Cole&Sonというイギリスの王室御用達、老舗壁紙メーカーの新作紹介と、
輸入壁紙を扱う職人さんの事例紹介でした。
会場は残念ながら写真撮影NG。
ですので頂いたカタログからほんの少し、ご紹介しますね。
まず、インパクト大なこちらは、
人気のある伝統的な柄をアレンジした、
「Contemporary Restyled」というコレクションのパンフレット。
笑っているようなシマウマくんの柄にも負けない、
モダンな6角形の幾何学柄、HICKS’GRANDです。
よく見るとシマウマくんの左側にも、
同じ6角形の小ぶりな柄が。
こちらが、もともとの柄 HICKS’ HEXAGONで、大きさは10センチほど。
それが今回のコレクションでは40センチ近く。
大胆な大きさに拡大されていました。
こちらは、人気No.1のWOODという壁紙ですが、

こちらも、アレンジされてこうなりました。
その名も、WOOD&PEARS

(ゴメンナサイ。写真映りが良くないですが…)
梨の実が、木々の間にプリントされているのです。
イギリスからいらしたCole&Sonのローランド氏によると、
こういう時ってりんごがポピュラーなんじゃないの?
なんで梨なの?
と聞かれることがあるそうですが、
実はそこには、深い理由が。
今でこそ壁紙のプリントは機械を使ったプリントですが、
1875年の創業当時は当然、手仕事によるハンドプリントでした。
その中でもいわゆる木版画によるプリントが多かったそうですが、
その「版木」には、梨の木が使われていたそう。
だから、梨の実なのだそうです。
駄洒落といえば駄洒落ですが、
企業のアイデンティティというか、伝統を大切にする、
そしてちょっぴりユーモラスな感覚に、
ナルホド~!と、感心してしまいました。
輸入壁紙の魅力は、なんといっても柄や色の美しさ。
Cole&Sonの壁紙の柄は、他にはない大胆で、ユニークでなものが多いと感じました。
(英語の解説では頻繁に、Quirky(?)という単語が出てきていました)
ですが色合いは、グレーがかった優しい物が多く、
大胆な柄でもとても上品です。さすがは英国王室御用達!
日本の住宅にもしっくりなじむ色合いで、飽きがこないのではないかと思います。
自宅の吹き抜けの壁を、
塗装で色を変えたいな~、と思っていたのですが、
柄のクロスもいいな~、と思った夜でした。