白井市 大開口の窓を持つお部屋のカーテン ③ ステッチの色

横幅4メートルを超える大開口の窓を持つ、Hさまのリビングのカーテン。  

納品の数日後にアイロンを当てに伺いました。

リネンとビスコースの混紡の生地にたっぷりした刺繍。生地自体の自然な重みで、納品した時よりもシワはのび、床上丈で縫製したカーテンは床につくくらいに。

寸法が伸び縮みするのも、自然素材ならでは。乾燥した時期やクリーニング後に丈が縮むかもしれないので、このまま使っていただくことになりました。

細かなシワを取るためアイロンを当てていましたら、  

このカーテン。間近で見ると、

  
生地の色が変わるところで、ミシン糸の色も切り替えられています。

いつも縫製をお願いしている愛知県のS社。縫製を担当してくださった職人さんが、一手間かけて糸の色を変えてくれていました。おかげさまで、綺麗な仕上がりです。

さあ、こうしてお納めした数日後のこと、奥様からお電話をいただきます。「糸がほつれているところがあるんです」とのこと。

さあ、大変!仮掛け用のカーテンを持って伺いましたら、確かに。全部で3枚お納めしたカーテンのうち、1枚でミミの部分にミシン目が乱れているところがありました。

すぐにS社に送り、縫製を修正。1週間後に再度お届けにあがりました。

いつも快く迎えてくださるHさま。お会いするたびお話もはずみ、ご迷惑をお掛けしている立場ではありながらお会いするのが楽しみだったのはここだけのヒミツです。

さて。

Hさま、この度はご依頼ありがとうございました。カーテンをとても気に入ってくださること、大変嬉しく思います!

お気づきの点やお手入れの疑問点などありましたら、またいつでもご連絡くださいね。

またお目にかかれるのを楽しみにしております。

白井市 大開口の窓を持つお部屋のカーテン ②サイズの違う2つの窓に同色、柄違いで

横幅4メートルを超える大開口のリビングをもつ、Hさまのマンション。

オープンしたばかりのプリムエトフショールームにて、じっくり選んでくださった新作の生地。

奥様は偶然にも滝本と同い年、ご主人はなかなか経験できないようなお仕事をされていて、伺うお話がエキサイティング!2人のお子さんと、人懐こいワンちゃんがいるHさまのお宅でのお打ち合わせと雑談は毎回楽しく、結果、こんなカーテンに仕上がりました。

   

   
圧巻の横幅。グラデーションの刺繍生地。柄が隠れずしっかり見えるフラット縫製と致しました。フラットの厚地とレースが干渉しないよう、レースは山が立たない箱ひだで。

大小、サイズの違う窓のお部屋はいつも悩みます。テレビの後ろ側にくる腰窓は、2色グラデーションのバイカラー。

「バイカラー、カーテンも流行ってるんですね」と奥様。そうでなんです。インテリアの世界も、アパレルと流行がかさなっているんです!

このバイカラーの生地、通常の仕立て方では裾にブルーが来るものを、90度回転させて使用しました。フラットカーテン、かつ窓の横幅が大きすぎないから出来る方法、この窓だから出来るデザインです。

納品の日、2つのデザインのカーテンを吊るしてみて、あまりの生地の綺麗さに密かに興奮致しました。ただ、カーテンを運搬中に畳んでいたときのシワが、気になる。ちょっとじゃなく、気になる。むむむ…。

夜の訪問でお時間も遅かったため、後日昼間に伺ってアイロン掛けをするお約束に。上の写真も、再訪問で撮らせていただいたものです。

再訪問した日のちょっと嬉しかった発見、そして…。そのことについては、また次回!

白井市 大開口の窓を持つお部屋のカーテン ① トレンドど真ん中、ロイヤルブルーのグラデーション+刺繍

4月に青山にオープンしたホームデコアの新しいショールーム、プリムエトフ。今回ご紹介するHさまご夫妻は、滝本が新しいショールームで初めてご案内させていただいたお客様です。

30歩も歩けば1周してしまうくらいのお店ですが、サンプルの数はかなりのもの。Hさまご夫妻はじっくりと時間をかけてたくさんのサンプルを見てくださいました。

プリムエトフにいらっしゃる前の休日に、大手の家具店でも生地を見てきたとのこと。たくさん見ていらっしゃるだけにやはりお目が肥えていらっしゃるいます。

ご夫婦ともに満場一致でお選びくださったのが、こちら。

   
 

clarke&clarkeのcamelia。色は、鮮やかなロイヤルブルーのようなriviera。2015年春夏の新作です。

この生地、ストライプ状のグラデーションに染めたリネンレーヨンに、ふんだんにダマスク柄の刺繍がされているというトレンドど真ん中、かつ、見るからに贅沢!

Hさまのリビングの窓は横幅4メートルを軽く超える大開口で、これは、トンデモナイ金額になってしまうのでは??と、値段をお伝えするのに尻込みしましたが、

意外!生地を見て思った金額よりもずいぶんリーズナブル。ビバ、clarke&clarke。

この生地、刺繍なしでグラデーションの同色の生地amoreがありましたので、

 
組み合わせて使うことに。

ショールームでの打ち合わせとご自宅でのお打ち合わせと、たくさんの楽しい雑談を経てどのような仕上がりになったか?は、また次回!

松戸市 フレンチシャビーのお部屋③ 麻のプリント生地をリボンスタイルで

フレンチシャビーのスタイルでリノベーションしたお部屋にお住いのI様。

じっくり決めたリネンのプリント生地と刺繍のレースを合わせて、それはそれは素敵なカーテンが仕上がりました。

写真 2015-04-09 22 06 15 写真 2015-04-09 22 06 24

 

カーテンレールは、リノベーション前からついていたもの。

レース用のレールがないシングルタイプだったので、白いシンプルなレールを追加しました。

 

このカーテン、丈は長めです。床ジャスト+25cmあります。

床に引きずるスタイルとはいえ、かなり長め。

写真 2015-04-09 22 04 36

I様、カーテンはどんどんお洗濯されるとのこと。

リネンは水で洗うと縮む生地ですので通常はドライクリーニングをお勧めしますが、縮むことを除けば水に強くて丈夫な生地でもあります。

洗濯を繰り返すと縦方向はおおむね10%縮んだくらいで止まりますので、縮んで止まったところでこのカーテンは程よい長さになるという計算です。

横方向の縮みは5%ほど。計算すると、カーテンレールの幅と生地幅でちょうどぴったり!

まるでこの生地、このお部屋に来るために作られたような気さえします。

I様、カーテン、どんどん洗って育ててくださいね!

 

さて、トップの部分はリボンスタイルに。

これは、カーテンをつるす部分でプラスチックなどのフックを使わずに、リボンを直接カーテンレールのリングに結ぶスタイルです。

このリボンの太さや長さも、I様と一緒にああでもないこうでもないと楽しく決めさせていただきました。その甲斐あって、ナイスバランスです!

 

カーテンをまとめるのはアイアンのホルダー。

写真 2015-04-09 22 07 59

 

I様が前のお住まいで使っていたもの。一緒にお引っ越ししていらしたとのことでした。

ホルダーは1組だけお持ちだったので、同じものがないかどうかインターネットで探すI様。

同じものはすでに廃盤品。似ているものは見つかったけれど、大きすぎてあきらめるなどの紆余曲折がありました。

ですが、同じシリーズのりすのデザインで在庫を見つけることができたのこと。

I様、持ってますね!

写真 2015-04-09 22 08 09

 

 

さてさて、昼間の写真も撮らせて頂きたく、後日改めてお邪魔致しました。

優しく光が透ける様子が、きれい…!

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緑が見える窓。気持ちが豊かになります。

 

納品の日には茶色だったテレビ台が、綺麗に塗装されてホワイトになっていました。

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おうちで過ごす時間に、コツコツと作業されているそう。

プロ顔負けの、I様のセンスとDIYの腕前。

この日は素敵な洗面所やクローゼットなどもゆっくり見せていただき、トキメキとため息の連続でした。

 

I様、この度はありがとうございました。

素敵なお部屋にお邪魔して、インテリアのお話をするのがとても楽しい時間でした!

行きそびれてしまったアンティークショップ、今度はご一緒させてください♪

またお目に掛かれますのを楽しみにしております。

 

松戸市 フレンチシャビーのお部屋② ローズにはローズ

フレンチシャビーのテイストでリノベーションしたお部屋にお住まいの、I様。

ローズのプリントのリネン生地を気に入って下さいました。

写真 2015-03-10 17 17 31(CLARKE&CLARKE/CLARISSE)

 

これに合わせるレース生地を見つけるのが私の次なる任務なのですが、

キーワードは「テカテカしない」「柄がある」「適度に透けるが透けすぎない」…などなど。

 

引越し前の門前仲町のお店で、あらゆるサンプルを確認。

もうね、これしかない!というのがありました。

トルコ製の刺繍のレースです。

写真 2015-03-10 17 25 24(マグリット)

 

ローズ柄のリネンにはローズ柄のレース。

どことなく、花が首をかしげるような角度も似ていませんか??写真 2015-03-10 17 27 59

 

I様にはお店に来ていただいて、他にもたくさんの生地をI様に見て頂きました。

そして、この組み合わせに決定。

 

この生地で、どんなカーテンが仕上がったのでしょう?

続きはまたまた次回!