「麻」ってどんな生地?

前回の母の日のプレゼントの話題から、「麻」について簡単に解説を。

 

洋服やタオルなどのタグに見かける「麻」の表示。

実は日本では、「麻」と表示される繊維は2種類あるのです。

高温多湿な東南アジアや南米などで栽培されている「ラミー・苧麻(ちょま)」と、

気候の涼しいヨーロッパやロシアで栽培れている「リネン・亜麻(あま)」。

2つは全く異なる植物なのですが、同じ「麻」として表示されます。

 

どちらも吸水性・放湿性に優れており、伸び縮みしやすい生地ですが、違いもあります。

 

ラミーは繊維が硬く、生地につやが出ます。非常に丈夫な生地になります。

反面、チクチク感やごわつきを感じる部分があります。

日本でも、古代から使われてきた生地です。

 

リネンは、非常に汚れが落ちやすく、肌触りが柔らかくてしなやか。洗濯にも強い生地です。

生地になるまでに手間のかかる繊維なので、高級なものは絹にも匹敵する値段になります。

こちらは、日本に入ってきたのは明治期とのこと。

 

似た性質もありますが、全く違う2つの麻。

日本では、リネンとラミーがまざっていても、そうでなくても、表示は麻100%となります。

(輸入の生地は、LINENとRAMIEは分けて表示されています。)

 

肌に触れる場合。ラミーではちくちくしてしまう人もいるようです。

 

前回のブログで、母の日に選ばなかった綿麻の肌掛け。

ゴワゴワ感からすると「ラミー」が使われていたと思います。

 

そんな理由で「紙」が使われているもののほうを選んだという次第です。

 

 

 

 

ミーティングがありまして

月曜日は定休日のホームデコアですが、

本日はミーティング。

店舗スタッフとコーディネーターが集まって、

仕事の経過報告会&情報交換会がありました。

日頃はそれぞれが別々に仕事していてなかなか集まれないのですが、

会えば会話も弾みます。

今日は新作のアイテム紹介などもあったり。

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午前中からのミーティングだったので、

お昼は豪華お弁当。

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さて、午後からの仕事も頑張りますよ♪

続々)新築住宅のカーテン

最近の住宅は断熱性能が昔に比べて格段に上がり、

快適に暮らせるようになってきているといわれています。

それでもやはり、夏は暑く冬は寒い日本の住宅。

 

特に熱の出入りが大きい場所は「窓」です。

 

今回お納めしたリビングのカーテンレールは、特に冬場の環境に考慮したものでした。

TOSOさんの新製品。レガートメタルRキャップカバートップセット、です。

 

 

喋ると舌をかみそうな商品名ですが、この商品、ほんとによく考えられています。

ちょっぴりお高くなりますが、この高機能を気に入ってS様はご採用くださいました。

 

どんな機能か細かく説明していくとマニアックな内容になりますので、結論を。

「Rキャップ」の採用で、

◎Rキャップでないレールよりも部屋の熱が逃げにくくなります。(3%UP!)

◎昼間の日の光も、Rキャップでないカーテンレールより多く取り入れられます。

「カバートップ」の採用で、

◎カバートップのないレールよりも部屋の熱が逃げにくくなります。(10%UP!)

 

あくまで実験値ですが、1割違うということは体感も変わってくることでしょうね。

 

さて、細かい数値や機能に興味のあるという方はぜひともTOSOさんのサイトをご覧ください。

https://www.toso.co.jp/products/c_rail/rail/legato/seihin/index.html

 

 

続)新築住宅のカーテン

まっさらな、まだ荷物のない新築のお宅にカーテンを納めた今回。

お客さまから納品後に、「カーテンが入ると部屋らしくなってきますね」との言葉を

メールでいただきました。

 

そうなんです。

カーテンには、人の気配や暮らしの温かみを感じさせるような力があります。

 

さて、昨日のリビングのご紹介に続いて、今日は寝室をご紹介します。

リビングの高級感あるシンプルな生地に続き、奥さまが選んだのは北欧のプリント生地。

人気の、BORAS COTTON のMALAGAです。

北欧スタイルがお好みの奥様。

カラーバリエーションの豊富なこの生地からパープルをお選びになりました。

素敵な絵柄がしっかりと見えるよう、ヒダを取らないフラットカーテンに仕立てています。

カーテンレールはコットンの地の白い色がすっきりと見えるような、

白いシンプルな物を選びました。

 

開くと…

2つの窓を1枚のカーテンで覆っていることがわかるでしょうか。

MALAGAの柄を生かし、絵画のような、部屋のアクセントとなるような存在にしたい、

とのことで、このようなスタイルになりました。

なので、この部屋のもう一つの窓は、

リビングと色違いの生地の、チャコールグレーを選んでいます。

大きい窓にシンプルな生地を選んでいるので、

柄のカーテンを気分によって架け替えるのも気軽にできますね、ということになりました。

 

そしてこのお部屋で使っているタッセル。

ん?カーテンにくっついている?

 

こちらはマグネットタッセルと言って、壁についたフックに掛けるのではなくて、

磁石生地を挟み込んでまとめることができるタッセルです。

磁石で簡単にとめられるので、忙しい朝でも扱いが楽チンです。

このタイプのタッセルは、壁にフサカケをつけられない賃貸住宅にもおススメです。

 

さて、明日はまたリビングに戻り、

Sさまのお宅のカーテンスタイルで取り入れた「省エネ」についてお知らせします。

 

 

ニチベイさんにお邪魔しました

昨日、週の始めの月曜日。
お店でとある取材を受けた後、ブラインドメーカーのショールームにいってきました。

まずは新橋。タチカワブラインドさんに、と思ったら…

なんと、お休み!!
が〜ん!

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急遽、来た道を戻り日本橋へ。
ニチベイさんにお邪魔しました。

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4月1日に、ポポラシリーズが新しくなり、新たに柄のものなどが追加になるそう。

ポポラシリーズは、ロールスクリーンやプリーツスクリーン、バーチカルブラインドなどを同じ生地で作ることが出来るシリーズです。
可愛らしい色合いが多く、しかも価格がリーズナブル。
タチカワブラインドさんのマカロンシリーズ、トーソーさんのコルトシリーズなども似た位置づけです。

こちらは、プリーツスクリーン、もなみ。

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上側を開けることができるアップダウンスタイルはニチベイさん独自のスタイルで他社さんにはありません。

このスタイルなら外からの目線をカットしながら、風や光を取り入れられます。

こんなブラインドもありました。

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葉っぱの影が窓に映っている?
…かのようなプリントが。
開くとこんな感じです。

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素材は半透明の樹脂です。
影の模様は本物のように見えて、安らぐなあ、と思いました。

いくつか生地のサンプルを頂いて帰ってきたのですが、他にもお土産を頂いちゃいました。

エコマドくんとエコマドンナちゃんのおせんべい。

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ごちそうさまです。