CASAMANCEのシルク、花の刺繍のカーテン

当店と同じ江東区内にあるマンションに、カーテンを納めてまいりました。

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フランスのCASAMANCE(カサマンス)の生地。シルクのベースにシャクナゲの花が刺繍されています。ピンクとマスタードイエローの色合いがいかにもフランス、というデザイン。そして、お値段の張る生地です。

とにかくこの生地に惚れ込んで、というお客様。高価な生地ですが気負わずに使い、自宅で洗いたいとのこと。
お洗濯について輸入元に相談したところ、洗濯試験のデータの他にこんなお話を聞きました。
「シルクの水洗いは縮んでしまうので日本の基準ではドライブクリーニングのみと言っています。ですが我々も本当は、ヨーロッパの人のように日常使いをして欲しいんです。なのでそういう使い方をしてくださるのはとても嬉しいです!」とのこと。
お客様ご本人にも、サンプル生地の洗濯試験をしていただいて、手洗いありきでプランニングしました。

柄がきれいに見えて、選択で少々縮んでもいいように丈が長めのフラットカーテンに。マスタードイエローから1色取って、ボーダーアクセントにしました。

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タッセルは、これまたフランスのHOULES(ウレス)

マグネット式のホルダーをカーテンに取り付けて使っているので、壁にフックをつける必要がありません。

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使わないときはこのように。

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生地自体がとても華やかなので、このようなシンプルなものを合わせると甘すぎないモダンで引き締まった印象になりますね。

レース生地はCASADECO(カサデコ)のカットレースを選びました。
円を線で繋いだ模様。この刺繍の色は、カサマンスのマスタードイエローと同じ色合いなので、ぴったりです。

納品は毎回緊張の連続ですが、素敵に仕上がってほっと致しました!

Wさま、ありがとうございます。
素敵なこのカーテン、使って洗って、これから長く可愛がってくださいね!

西荻窪の素敵な個展、12日月曜日まで。

西荻窪のギャラリー、みずのそらさんにお邪魔しました。

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見てきたのはこちら。

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テキスタイルデザイナー、であり、オリジナルブランドで服を発表しているヒロシゲノリコさんの個展です。

ドアを入ると、爽やかなブルーの色合いのテキスタイルが迎えてくれました。
水や風を感じるような、素敵な色合いとデザイン。

…写真は…ありません。ごめんなさい…

ヒロシゲさんのご友人であるIさんからご案内をもらってお邪魔した今回の個展、ヒロシゲさんとは初対面で、写真をブログにぜひ!…とお願いできずに帰ってきてしまいました。とほほ。

居心地のいいギャラリーの空間に5月の爽やかな風が通り抜けて、ヒロシゲさんの作品が気持ちよさそうに揺れていました。

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ビアカフェは本日、11日の19時まで。
ヒロシゲノリコさんの個展は明日12日までです。
仕事と仕事の間にお邪魔してバタバタと帰ってきてしまいましたので、もしこのブログを見た方の中でこれから行けるよ!という方がいましたら、…ゆっくり楽しんできてください!

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2014年春夏の新作、zimmer+rode(ツィマーアンドロード)

ブランド名がちょっとむつかしい、zimmer+rode。ドイツのハイエンドブランドです。
取り扱いをしているチェルシーインターナショナルさんのショールームにお邪魔しました。

今期は偶然にも、いくつかのブランドから「アクションペインティング」をモチーフにした生地が出ています。
ペンキを付けたハケを振り回したような柄ですが、zimmerのものは何と、その柄が刺繍で描かれています。

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刺繍の厚みが分厚く、ツヤやか。豊かな色合いで、遠目には本当にペインティングをしているように見えます。

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丸いモチーフが縫い付けられたシアーの生地。モチーフがゆらゆらと揺れる様子は、今期のトレンドである蝶々のようにも見えます。

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こちらも、注目の生地です。
麻のように見えるこの生地は、実は難燃ポリエステル製。

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このような、天然素材に近い質感の防炎生地というのはかなり多く見受けられました。

美しい生地は、日々研究された技術に支えられて生み出されているのだなあ〜と、ありがたい気持ちになります!

2014年春夏の新作、クリスチャンフィッシュバッハ

日本では「フィスバ」と呼ばれているクリスチャン・フィッシュバッハ。
2014年春夏の、新作発表会の展示の様子をお届けします。

今年のトレンドが凝縮されたラインナップ。落ち着いた色合いが目立っていました。

鳥の模様。去年あたりからよく見かけるモチーフです。いい夢が見られそうです。

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クッションのコレクション。
その後ろ側に貼られた町並みのような柄。
よく見ると、空の部分に大きな方眼が見えます。

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このような方眼は元々、模様をプリントや刺繍、織りなどによって生地に写すときに必要になるマス目なのですが、今年のは、このマス目をデザインに取り入れたファブリックが他のブランドでも見受けられました。

こちらの、右側の生地。
とても柔らかく、軽くてエレガントな柄の生地。さぞかしいい素材を使っているのでしょう…、と思うのですが、実は100パーセント再生ペットボトル!しかも防炎生地。

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クリスチャン・フィッシュバッハにしかできない技術だそう。

毎年毎年、革新的技術を用いた新作が発表されるのも、クリスチャン・フィッシュバッハの特徴です。

こちらのシアー生地も、幾つものステップを踏んで作り上げられたデザインです。

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ペイズリー柄。水彩タッチのデザインが今っぽいですね。

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2014年春夏の新作、CASADECO

CASADECOはフランスのブランド。デザイン性に優れていながら、親しみやすい価格が魅力の生地が多くあります。

4月なかばに行われた新作発表会の様子をお届けします。

リネンの薄地に水彩画調の花柄プリントや、ドットの刺繍が優しい雰囲気のcountry melodyシリーズ。

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スタイリッシュな幾何学模様のpulpシリーズ。色合いも素敵です。

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odeonシリーズはシルクのような光沢があるポリエステルやレーヨンが使われています。

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こちらはNEW YORKシリーズ。都会的でモダンなイメージ。リネンとレーヨンの混紡に、金属糸で刺繍がされています。

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こちらは子供向けのdouce nuitシリーズ。甘い夜、という意味だそうです。

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リボンや

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「ダンサーを夢見るネズミの妖精」とのこと。かわいいですね。

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男の子向けにはクマさんでした。

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以上、CASADECOの春夏新作発表でした。