川島織物セルコン、ウィリアム・モリスのカーテン

今回お納めしたお客様、川島織物セルコンさんのショールームを見てから当店にお越しになったので、お会いした時にはウィリアム・モリスの「マリーイザベル」がいいな、とほぼ決めていらっしゃいました。

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セピア系のベースカラーに、オレンジ色と紫色の花模様。可愛らしく、華やか、それでいて品があるデザインです。
少々ご予算オーバーになってしまいそう、とのことで他の生地もご覧になったのですが、…モリスの生地の代わりになるような物はそうそう見つかるものではありません。

1.5倍ヒダも検討しましたが、川島織物セルコンさんのウィリアムモリスの生地は、しっかりと厚みのあるジャガード織。こういう生地はしっかりと2.0倍使ったほうが生地の良さが引き立ちます。

改めて他のカーテンも検討するかどうか迷われたとのことですが、最終的にはやはりこのカーテンに決定致しました。

それではレースカーテンの方だけ1.5倍にしましょう、ということに。生地が2重になっている風通織(ふうつうおり)の生地を合わせました。
1.5倍ヒダのカーテンは山を2つではなくて1つにすると、2倍3つ山との相性が良く収まりもキレイだと思います。

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閉じたところ

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タッセルは赤。
ソファーの色との相性が良く、いいアクセントに。

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お客様からは
「毎日眺めるのが楽しいです♪」とのコメントが。

Yさま、ありがとうございます。
お納めしたカーテンが愛されていることを嬉しく思います。
お手入れ等でお悩みがありましたらご連絡くださいね!

CASAMANCEのシルク、花の刺繍のカーテン

当店と同じ江東区内にあるマンションに、カーテンを納めてまいりました。

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フランスのCASAMANCE(カサマンス)の生地。シルクのベースにシャクナゲの花が刺繍されています。ピンクとマスタードイエローの色合いがいかにもフランス、というデザイン。そして、お値段の張る生地です。

とにかくこの生地に惚れ込んで、というお客様。高価な生地ですが気負わずに使い、自宅で洗いたいとのこと。
お洗濯について輸入元に相談したところ、洗濯試験のデータの他にこんなお話を聞きました。
「シルクの水洗いは縮んでしまうので日本の基準ではドライブクリーニングのみと言っています。ですが我々も本当は、ヨーロッパの人のように日常使いをして欲しいんです。なのでそういう使い方をしてくださるのはとても嬉しいです!」とのこと。
お客様ご本人にも、サンプル生地の洗濯試験をしていただいて、手洗いありきでプランニングしました。

柄がきれいに見えて、選択で少々縮んでもいいように丈が長めのフラットカーテンに。マスタードイエローから1色取って、ボーダーアクセントにしました。

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タッセルは、これまたフランスのHOULES(ウレス)

マグネット式のホルダーをカーテンに取り付けて使っているので、壁にフックをつける必要がありません。

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使わないときはこのように。

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生地自体がとても華やかなので、このようなシンプルなものを合わせると甘すぎないモダンで引き締まった印象になりますね。

レース生地はCASADECO(カサデコ)のカットレースを選びました。
円を線で繋いだ模様。この刺繍の色は、カサマンスのマスタードイエローと同じ色合いなので、ぴったりです。

納品は毎回緊張の連続ですが、素敵に仕上がってほっと致しました!

Wさま、ありがとうございます。
素敵なこのカーテン、使って洗って、これから長く可愛がってくださいね!

美容院の窓まわり

松戸市六高台に昨年秋にオープンした
美容院、SHURO Hair(しゅろヘアー)さん。私はオーナーのOさんにいつも髪を切ってもらっていまして、10年来のお付き合いです。
この度、縦型ブラインドとロールスクリーンをお納めしました。

通りに面した大きな窓の真ん中に入り口のドアがある作り。南向きなのでたくさんの日差しが降り注ぎます。
Oさん、インテリアが大好きなスタッフのNさんと相談してこのようになりました。

室内から見たところ

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外から見たところ

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扉の部分は上に巻き上げるロールスクリーン。その両側に縦型ブラインドです。
お店屋さんなので、日差しをさえぎりながらも外から中が見えることが大事。縦型ブラインドはそんな要望を叶えてくれる優れものです。
ロールスクリーンと縦型ブラインドは同じ生地を選び、上部に木製のバランスを付けて一体感を持たせました。素材のシンプルさがかえって単調にならないよう、縦型ブラインドの羽根を2枚だけパープル色に変更してアクセントにしました。

Oさん、いつもお世話になるばかりでしたが、Oさんのお力になれる機会をいただき嬉しく思います。ありがとうございました。
また髪切りに伺いますね〜!

欧州出身のお客様の生地選び

昨年の秋に続けてお打ち合わせした2つのご家族。

横浜のお客様は奥さまがドイツ出身、

杉並区のお客様はご主人がデンマーク出身の方でした。

 

一口に欧州といっても、国が違えば色カーテンの形などお好みの傾向はがらりと変わります。

それでもこの2家族のお客様、

カーテン選びをする時にこれは譲れないという共通のお好みがありました。

それはなんでしょうか…

 

じゃじゃん!答えは!

 

「天然素材ONLY」「NOポリエステル」 ということです。

細かく申し上げると、天然の材質から作られる「レーヨン」「ビスコース」はOK、

石油系の生地がNGですが、レース生地であればポリエステルでもOKとのことでした。

 

横浜のお客様のお部屋の写真はこちら

https://www.e-windy.com/blog/takimoto/?p=2165

 

杉並のお客様がお選びになったメインの生地は、CLARKE&CLARKEのLINDOW。

ビスコースリネンが柔らかく、重さもあってきれいなドレープが出ます。

後々収縮してしまわないよう、湯通ししてから仕立てました。

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カーテンレールはフィットアーキ。TOSOさんの昨年の新作。

すっきりしたデザインで保温性能が高いレールです。

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欧州は冬でも家じゅう暖か。住宅の保温性が考慮されたつくりをしています。

こちらの新築のお宅も、輸入品の木製窓などが使われていて、

寒い日にうかがってもぽかぽか暖かでした。

 

気密性の高い窓なので、腰高の窓は日本のような引違いではありません。

また、日本のようなすりガラスは入っていないので外からは見えてしまうお悩みが。

キッチンのカウンターの部分などもシェードをつけました。

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子供部屋はコットンのカラーの生地でかわいらしく。

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質感のいい生地なので、お子さんが成長しても飽きずに楽しんでもらえるのではないかな?

と思っています。

 

Yさま、納品まで大変お待たせいたしました。

ありがとうございました。

 

デザイナーズ住宅のカーテン

ナチュラルな素材感のモダンデザインの住宅に、カーテンを納めてまいりました。

部屋の中も、建物の外側も、本物の木がふんだんに使われています。

高さのある吹き抜けも素敵です。

そんなリビングにお納めしたのはこちら。

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マナトレーディングさんの「アモス」はシンプルながら質感の美しい生地。

麻混のしゃりっと張りのある生地が優しく光を通します。

 

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レースの生地は、夏の時期を考慮して遮熱の性能のある物をおすすめしました。

 

洋室にはこちらを。

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FEDEさんの生地なのですが…逆光ですね。

同じ生地のシェードはこのように。

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落ち着いたブラウン、地模様の縦ストライプが上品です。

 

今回の住宅、カーテンボックスも奥行きが薄く縦が長いモダンな作り。

厚地とレース、2枚のカーテンが収まるかな?と心配でしたが、大丈夫でした。

そのためにこんな工夫をしています。

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レースの生地は、山を立てない箱ヒダにしました。

 

Kさま、年末年始のお忙しい中、お付き合いくださってありがとうございました。

いただいた肉まんおいしくて、いっぺんにファンになってしまいました!