有機ELの照明

金曜日、ビッグサイトで行われた建築建材展などへ行って参りました。

建築全般向けの建築建材展、商店建築向けの店舗アメニティー、照明専門のライティング・フェア、3つの展示を回ります。

このような展示会は、毎回ワクワクします。最新の商品情報を仕入れて、いち早くお客様にご案内したい!!

中でも今いちばん気になっているのは、有機ELによる照明器具です。

ありました、ブースが。

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有機ELといえば山形
…そうなのか、知らなかった!

このブース、山形の有機EL関連の企業が何社か集まって出しているとのこと。
その中で、ひときわ目を引いたのがこちら。
照明器具ではありませんが。

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この早咲きの桜と何色かの青色系の布地。
すごく綺麗な色合いに見えませんか?

この上には、既に山形県内の旅館の客室で実際に使われているという照明器具が。
和風の、薄くてモダンなデザイン

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…なのですが、逆光であまりキレイに撮れませんでした(悲)。

有機ELは薄いパネル全体が優しく光るので、部屋中隅々まで明るくしたい!というような照明には向かないようです。部分的に使うのが良くて、光の質が柔らかくて、照らした物がキレイに見えます。

旅館に取り入れられたのは、米沢牛が自慢料理なのでそれがよりキレイにみえるように、というのが理由の一つだそう。
ただでさえ美味しい米沢牛が、さらに美味しくなっちゃいそうです。

照明器具の市場はLED、LEDと盛り上がっていますが、私個人としてはLEDの光の質があまり好きではありません。ですが、毛嫌いしないで自宅にも、と導入してみました。
確かに電気代は、蛍光灯のときより下がったように思います。

新しい技術がどんどん出てきますのでどんどん勉強しなくっちゃ!

チェルシーインターナショナルさんにお邪魔しました③

間があいてしまいましたが、今週伺ったチェルシーインターナショナルさんの紹介を引き続き。

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トランク柄の壁紙。

前々回のブログの本棚の壁紙もそうですが、奥行きのあるだまし絵のような柄は空間を実際以上に広く感じさせる効果があるのでオススメですよ。
より本物っぽく見えるような質の良い壁紙を選ぶのが大切です。

左のカーテン生地は民族調の生地の上部にレザーを合わせていて、ネイティブアメリカンのようなイメージ?
うーん、大人ワイルドで、ステキ。

右の猫ちゃん柄のカーテンは、上のほうに黒猫のしっぽ(!)が下げられています。ちょっと「コワイイ」です(笑)。

どちらも遊び心がありながらやはり上質な素材です。

チェルシーインターナショナルさんのご紹介は今回まで。

次回からは、今見に来ている建材展の情報をお伝えできたらいいなと思っています。

チェルシーインターナショナルさんにお邪魔しました②

昨日お邪魔したチェルシーインターナショナルさんの紹介を引き続き。

こちらはラグマット。
フランスのブランドの物です。

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手前から、
丸いフェルトを立てて縫い合わせたもの、レザーの端切れを織ったもの、角ばったフェルトの塊を織り込んだものです。

どれも個性的な質感ですが、色合いがナチュラルカラーなのでお部屋に馴染みやすいです。大振りな凹凸のモダンなデザインなので、地味にならずにカッコよく使えそうです。

噛み甲斐、引っ掻き甲斐がありそうなラグなので、ワンちゃん猫ちゃんがいるご家庭では使うのにちょっぴり勇気が要りますね。

チェルシーインターナショナルさんにお邪魔しました①

定休日の本日、信濃町にある「チェルシーインターナショナル」さんにお店のみんなでお邪魔してきました。

チェルシーインターナショナルさんはヨーロッパやアメリカからの生地を扱っている会社さんです。

ショールームの奥でひときわ目を引くディスプレーです。

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「アンドリュー・マーティン」といえば、イギリスでは知らない人のいないインテリアの高級ブランドです。

本棚のように見えるのは壁紙で、ビートルズのメンバーたちが織られた生地のクッションやソファー、トランプの柄のカーテンなど、遊び心があるデザインですが、どれも質の良い素材に手の混んだ技法で作られています。

アイテムのデザインにはそれぞれストーリーがあって、それにちなんだ名前がつけられています。

左側のカーテン生地、クリーム色に赤いラインでアメコミのような柄が描かれています。こちらの名前は「いけないナース」だそう。

広げて見てみると、ナースたちがあの手この手でお医者さまを誘惑しようとするストーリーが描かれている模様。
ひえー、エロティック!

広げて見たい方はチェルシーインターナショナルさんのショールームへどうぞ(笑)。土日はお休みです。

2世帯住宅のカーテン(親世帯編)

秋の終わり頃ににカーテンをお取付したお客さま。

先週、写真撮影にお邪魔して参りました。

初めてお打ち合わせしたのが去年の初夏のこと。長いお付き合いです。

 

お住まいは新築の2世帯住宅。

日の短い秋のこと、カーテン取り付けの作業が完了したころにはとっぷり日が暮れていました。

仕切り直した写真撮影は、春のきれいな光の中で撮ることができました。

 

こちらはリビング。

 

奥さまがお気に召したのは、川島織物セルコンのSUMIKO HONDAブランドの生地。

たっぷりとボリュームのある重厚な生地で、

もともとお持ちの質の良い家具やランプにぴったりです。

レースは、家の中からは外がしっかり見えて、外からは中が見えないミラーレースを選んでいます。

余ったドレープ生地で、クッションも作りました。

 

それから寝室。

 

 

こちらのお部屋の壁紙は、イエローベースの色合いにうっすらと薄紫色の筋が入っています。

その壁紙に調和する、100%シルクのシアー生地をお選びになった奥さま。

 

このシルクの生地をどう生かしたらいいか、私はちょっと悩みました。

 

シャンパンゴールド色のボイルベースに、横にリボンのような筋が入った生地は、

横の張りが強いので普通のヒダのあるカーテンに仕立てるとボワンと広がってしまいます。

シルクなので形態安定加工はできません。

そこで素直に、ヒダのないフラットカーテンをご提案しました。

このレースカーテン、開閉は一切しないのですが、縦に継ぎ目が入ってしまうのはカッコ悪いので、敢えて両開きに仕立てました。

そして紫外線に弱いシルクを守るため、カーテンの後ろに薄紫色のドレープ生地を。

レースの後ろでも開閉しやすいよう、シェードにしました。

レースカーテンとシェードが引っかかって干渉しないよう、

カーテンレールとシェードのメカは慎重に選んでいます。

 

奥さまにうかがったところ、

カーテンを気に入ってくださっているとのことで大変ほっとしました。

 

やはりお客様が喜んでくださっていることが、一番うれしいことです。