~HARMONY999~ハーモニースリーナイン~

思わず~銀河鉄道999~。

オランダのブランド DEKORTEXデコールテックスの
BLACK LABELブラックレーベルシリーズの生地です。
HARMONY999-2
実は、M様が一番初めに気に入られたのはHARMONY999JET BLACK
ではなく同じBLACK LABELシリーズのHARMONY710、こちらの黄色。
f00166_harmony_710_r_d
もうぜったいにこれで!の勢い。
M様のリビングの窓は約5メートル近い大きさ。
ですから、どんな生地をつかったらよいものかと悩まれていました。
白ではつまらないし、かといって柄では・・・うるさいかも。
そんなときに出会ったのがブラックレーベルシリーズのハーモニー。
一目で気に入ってくださいました。よかったあ!
生地が決まったところで採寸にお伺い。
ほんとうに開放的で、ひろびろとしたリビング。
さてと、お気に入りの710をあわせてみると、
M様曰く、”朝も昼も夜も夕焼けのよう”
710,999,710,999,710,999。・・・・・・。
何度もあわせられて、最後は納得の”スリーナイン”になりました。
画像 151
既存のレールにお取り付けしています。
画像 152
ドレープもかなり幅広です。
CLARKE&CLARKEのLINOSOから999に合わせて、
GRAY色を選ばれました。
最近の窓事情といえば、M様のお宅のように幅広窓のリビングや、
逆に、10センチほどしかないようなスリット窓がいくつも並ぶような
デザイン窓のリビングも多くなりました。
悩めるところです。
毎日毎日5メートルもの布地をため息ついてながめたくないですもん。
ですよねえ。
生地にも出会いがあるものですよ。

摩訶不思議な北欧のイマジネーション

ご無沙汰してしまいました!
ぼんやりしているうちに季節も変わり、汗ばむ今日この頃。
みなさま、お変わりないですか?

さて、K様のお宅です。
お父様とお母様と娘さんと3人で仲良くショールーに来て
くださいました。
お母様のお姉さまのお部屋は、和箪笥にあいそうな生地を
スミノエのモードSから。
和室には、五洋インテックスのサザンクロスから、ごくごく
プレーンな遮光生地を選んでくださいました。
お母様のお姉さまの部屋2
モードSのこの生地は、和調な感じにしたい洋室、少しモダンにしたい和室と
どちらのお部屋にもよく似合います。
お母様のお姉さまの部屋1
和室はサザンクロスの遮光生地でプレーンシェードをお作りしました。
窓巾が350cmほどあるので2台付けです。
和室
縁側からは楚々としたお庭が見えるのですが、あいにく日も暮れて
お見せできなくて残念。

リビングと娘さんのお部屋は、変わらず人気の高いスウェーデンの
ボラス社から、バードランド、ユートラドゴッド、ロックの3点。

リビングはバードランド。
リビング4
リビング1
レースはシンコールのアビタから。
リビング3
アビタのこのレースはよこ糸もたて糸もポリエステル100%ですが、
あまりポリポリ感がないので、ナチュラルな雰囲気のお部屋にしたい
ときにはおすすめです。
無地のプレーンなドレープと合わせるとボーダー柄がアクセントに
なります。
リビング2
それにしてもバードランドは不思議な絵柄。
誰かにバードランドを伝えようと思ったら、きっと最後はこう言うんだろうな。
”見ればわかる。見なくちゃわからない。でもきっと気に入るよ!”

娘さんのお部屋にはユートラドゴッドとロック。
娘さんの部屋5
ユートラドゴッドは動物の庭という意味だそう。
娘さんの部屋2
よお~く目をこらして見てみると、いる!いる!
鳥、熊、鹿、かえるにりす、うさぎにアヒルに馬に、
庭を飛び回る真っ赤なちょうちょう。
ユートラドゴッドは○○を捜せ!柄でした。

小窓のユートラドゴッドと並んでロック。
娘さんの部屋3
娘さんの部屋4
同じ柄の繰り返しがなんとだまし絵のように・・・。
あまりにも見事なだましっぷり!に
”騙しやロック”と名づけさせていただきました。

生地で見るよりもずっと奇抜ね!とお母様。
窓辺の数だけ不思議がある北欧生地の魅力再確認でした。

深川の春

メトロを降り、階段を上って大通りにでると、通り沿いには、一階が店舗、二階が住居といった
小ぶりな家屋が隙間なくびっちり。
お蕎麦屋、和菓子屋、自家焙煎珈琲屋、イタリアンレストラン、焼き上げたパンがなくなったら
今日は店じまいらしいパン屋、雑貨屋。すこし路地を入ると、和物屋、駄菓子屋。
きれいに掃き掃除された民家の玄関先に、お稲荷さんの赤い祠があったりもします。
・・・最近古本屋さんがなくなってしまったのでちょっとさびしい。・・・
それらを通り過ぎると、海辺橋(うみべはし)という橋があります。
そこからの一枚。
さくら1
川面も空もさくら色に染まりそうなぐらいです。
さくら2
この仙台堀川に沿って、芭蕉俳句の散歩道という小径があります。
芭蕉俳句の散歩道
小径の入り口で、芭蕉さんはひと休み。
芭蕉さん
一度探索してみたいと思いながら、たいていはいつもパタパタと急いでいる。
”芭蕉さん、また今度”と声をかけ通りすぎると、風にはためく”カーテン”の幟旗が見える。
ホームデコアである。

この春、ホームデコアのショールームは深川から場所を移すことになりました。

”どこにですか?”
”青山あたりに・・・。”
”あら!まあっ!おしゃれなところに!”
そう言われる度に、なんとなし、気後れしそうですが・・・。

さくら散れば若芽吹く。
さらにパワーアップした新ショールーム”Prime etoffe”でお会いしましょう!!

 

カーテンからシェードに衣替えの術

床に寝そべったり、時にはソファでころころしたりもするわけですね。
二階の窓から、ひょっと下を見下ろすと、にょきにょき足が見えたなら、
お隣さんもやっぱりちいっと困るかなあ。
なので、シェードで。
一階にあるN様のリビングは、お庭を挟んで建つお隣さんの二階の窓から
ちょうど見下ろせる位置に。
上下に開閉するシェードは、窓上から斜めに入ってくる視線をうまく遮って
くれるというわけです。
それぞれの窓にはそれぞれの使い勝手があるものです。
リビングのシェード
実はこのシェード、今ついているカーテンレールにお取付けしているんです。
        見たところ、ただの小さな金具です。
取付金具
こいつが術をつかうんですなあ、ふっふっふっ・・・。
レールのランナーを外して、こいつを取り付けて、カーテンからシェードに
様変わりっというわけです。
ランナーを外せない場合には、術師参上いたしまするとはいかないのですが、
ままご相談くださいませ。

生地は五洋インテックス、サザンクロスのエル。ドイツの生地です。
切り替えのあるボーダー柄で、切り替えし部分には、つまんだようなシワが
よっていて、ふっくらしたやさしい感じがします。
同じ生地でドレープもお作りしましたが、色違いのブルーだとこんな感じです。
五洋の見本帳
白にしようか。ブルーにしようか。と家族会議にかけられて白に決定しました。

     お伺いした頃は、まだちと寒い頃でしたが、ひと雨ごとに春ですねえ。
     春眠暁を覚えずと言いますから、春の夜は眠ここちがいい。
     シェードを半分ほど下ろしておけば、きっと昼も眠ここちがいい。

素材感のあるウェイデン

”壁に黒い実の柄をつけたからなあ。どんな生地がいいのかなあ。”とN様。
そこでおすすめしたのが、五洋インテックスのウェイデンです。
リビング生地
全体柄は大きなタテのストライプですが、ヨコ畝があることで、立体感も素材感もある、
とても魅力的な表情をもつ生地です。
リビング腰窓
綿が48%、ポリエステルが52%と半分ずつくらいの混紡なので、ナチュラル感も
いい具合です。
リビング掃出し
”上手いことまとまったな”とおっしゃられて、わたしもひと安心。

寝室に選んでくださったのは、黒地にシルバーの柄の生地。
あいにくの欠品中で、お取付けの時には間に合わなかったのですが、右側のこんな感じ
の生地です。
寝室の厚手カーテン
レースだけ先にお取付けしました。
ボーダー柄のレースを通して、バルコニーからの陽ざしがやわらかく差し込んできます。
寝室レース
遅れてお届けしたドレープはご主人がつけて下さいました。
ありがとうございました。

あとは、なが~くお使いいただくために、お洗濯時の注意をひとつ。
ウェイデンのような綿の入った生地は、水洗いをするととんでもなく縮むことがあります。
ことウェイデンは、水洗いをすると、200cmに対して4cmも!縮むぞ表示が。
生地の伸び縮み予防策として、湯通しという方法もありますが、風合いを保つためにも
お洗濯はドライにしましょう!
N様、間違っても洗濯機でガラガラすることなく、なが~くお付き合い下さいませ!!

カーテン山のショールーム

当店ホームデコアのショールームは、ちっちゃい!ですから、せまい!
”すみませ~ん、後ろ通りまあ~す。” ”ちょっと、前を失礼しまあ~す。”
と言いながら、店内をすれ違わなければなりません。

このせっまい店内に、海外から国内から、カーテンやら壁紙やらレールやらシェードやら
ブラインドやらロールやらバランスやらタッセルやら、まだまだありますが、
天井から床までびっしり。有名メーカーのものだけではありません。
センスがキラリの生地から掘り出し物的生地までが所せまし(実際にせまいのだが!)
なのです。

カーテンサンプルは三重唱のように天井から吊り下がっています。
K様はこのサンプルに頭を突っ込み、お気に入りの1点を探し出してくれました。
藤色にゴールドの花のストライプ。とてもクラシカルな柄です。
寝室
娘さんのお部屋もお気に入りの花のストライプになりました。
娘さんの部屋
娘さんのお部屋には、2つ並んだ小窓が3ヵ所。
横並びの小窓を生かせるようにと、レースは窓の内側それぞれに、
ドレープは小窓をまたいで両開きです。
生地はシンコールのエレガントシリーズから。

リビングもクラシカルな花のストライプです。
リビング1
こちらは川島織物セルコンの花ストライプ、レールはトーソーのウッディ28を使っています。
エアコン側の窓は、飾りをつけるスペースがなく、飾りなしのキャップになりました。
リビング エアコン側のキャップ
反対側は飾りありです。
リビング ウッディ28
掃出し窓のとなりには、娘さんのお部屋と同じように小窓が2つ。
こちらにはニチベイのバンブーブラインドをお取付け。
リビング 小窓
のちにK様は、この小窓はシェードにしようかしら・・・と・・・。
追加でご依頼をいただき、花ストライプのシェードもお作りしました。

        ”カーテン選びって楽しい!!”

ショールームにいらっしゃる度にカーテンの山に分け入って、頬を上気させながら
そうおっしゃったのがとっても印象的でした。

こだわったのは厚さです。

少なくなりましたねえ、生地厚のカーテン。
ひところ昔・・・30年も40年も前・・・カーテンは分厚くて、重くて、高いものでした。

”どれくらい前につけたんだろう?”とT様。
きっとその昔はみどり色。生地も厚かった。と思われる、使い込まれた出窓のカーテンを
今回新しくすることになりました。

お持ちしたサンプルは、どれも”薄い”
それではと、ご案内した海外メーカーの生地は、色が”今ひとつ”とお母様からダメだし。
そこで、気に入ってくださったサンゲツの薄みどり色に裏地をつけて厚くするということで
一件落着。
リビング
燃え立つような赤色、吸い込まれるような青色が、国内にはあまりないのと同じように、
薄いみどり色、裏柳、白緑といわれるような色は、海外にはなかなかない色なのでした。
当然ながら、お国によって好まれる色は違うようです。

レースは、スミノエのUライフから。
どことなく懐かしい感じのする花柄のストライプを合わせました。
リビングレース
今年おいくつになられるのか、お母様は、3段跳びでもするかのように階段を駆け上がり、
出窓にはひょひょいっと上って、古いカーテンを取り外してくださったのでした。
あまりの身軽さにわたしはびっくり!
そういえば、お伺いしたときにはいつも外にいて、庭仕事をしてらしたなあ。

激動の時代を生き抜いてきた日本の女は、厚みにも色にも一家言。
お元気で何よりです。

初夏のころ。

少々くたびれたみどり色のカーテン、
上げ下げがスムーズにいかなさそうなプリーツスクリーン、
サイズのあっていないロールスクリーン。

ぜ~んぶこれからなんです。と、いろんな業者さんたちがせわしなく出入りするなか
お伺いしたのは、たしか初夏のころだったような。

やっと落ち着きました!と、写真を送ってくださいました。
ありがとうございます。
お取付け当日、わたしがカメラを忘れてしまったせいなのですが。
おかげで季節はずれなUPになってしまって、すみません・・・。

リビングは川島織物セルコンの生地で、カーテンとシェードを。
リビング1
遠めからは無地のようですが、マスクメロンのような網あみの柄が入っています。
マスクメロン????らしいとても上品な生地です????。
リビング2
なかなか現場では生地選びまでできず、他の打ち合わせがひと段落ついたところで、
近くのご実家に場所を移しての再開。
何点かおすすめサンプルをお送りしたなかで、一番気に入ってくださったのがこの
生地でした。
シェード内のカフェカーテンとタッセルはK様のオリジナル。
リビング3
カーテンを束ねることがタッセルの役目ですから、束ねる役目を果たせるものなら何でも!
使わなくなったアクセサリー、リボン、麻ひも、皮ひもにトンボ玉やビーズなんてのもあり!
でしょ。
豪華なタッセルももちろんステキですが、ちょこっとしたことで気分も変わる楽しめる
アイテムですよ。

和室はプリーツスクリーンのツインタイプ。
和室1
スクリーンの上の部分がレース地、下の部分は不透明生地の2段式です。
レース生地で明かり取りをしながら、畳で大の字ごろんごろんもできます。

ご主人のお部屋と寝室は濃い青と空色のロールスクリーン。
さわやかなお部屋になりました。
洋室1
寝室1
今回、リビングのレースとウッドブラインドはK様がご購入。
わたしはサイズのアドバイスを担当しました。

”おかげ様でイメージどおりです。とってもとっても気に入ってます。”とおっしゃってくださって、
わたしも”おかげ様”に感謝です。

   さて、カーテンもさることながら、実に気になったのがコレ。
   お部屋のあちらこちらにあるコンセント。
   柄入りだあ~!
コンセントカバー1コンセントカバー4コンセントカバー2コンセントカバー3コンセントカバー5コンセントカバー6コンセントカバー7
   マスキングテープなんだそうですが、知らなかった!!! 知ってました???

新しいたくさんの出会い。

                2015年もおめでたく明けました。
花壇1
               今年もたくさんの出会いをいただけますように!
花壇2
        当店ホームデコアには、個性先鋭のコーディネーターがずらずらりっっっと、
                  皆様のお越しをお待ちしております。

                  今年もよろしくお願い申し上げます。
花壇3
                         ぺこり。
                    

たくさんの出会い。

今年もたくさんの出会いをいただきました。
ありがとうございました。

さくら吹雪ですね。
今日も暑いですねえ。
金木犀がいい香りです。
うっ、寒っ。

と言ってるうちに、今年も暮れていきました。

よいお年をお迎えください。
また、来年お会いしましょう。

ごきげんよう。
 (今年の締めはやっぱこれでしょ!)