カーテン上部の仕上げには、2倍ヒダやフラット、箱ヒダやギャザー、
ハトメやタブトップ、ゴブレットスタイルなどいろいろとあります。
今回、S様邸でお作りしたのは、トップフリルスタイルのカーテンです。
トップフリルスタイルは、ギャザーの上部をフリルに仕上げるスタイルです。
カフェカーテンでも同じように上部をフリル仕上げにすることがありますが、そのカーテン版
みたいなものです。
通常のギャザースタイルよりもぐんと華やぎのあるスタイルです。
窓幅よりも40cmほど大きな幅でお作りしているので、存在感のある上体に対して
バランスが取れるように、丈も床丈よりも12cmほど長くし、全体にボリューム感、存在感
のある仕上げにしました。
生地はリバーシブルで使えるフジエテキスタイルの生地をそれぞれのお部屋に合わせて
選んでくださいました。
張りも光沢感もある生地なので、ギャザーを寄せたときのシワも陽の当たり具合によって
表情が変わるのも魅力です。
レースはドイツのファブリックメーカーJABのレースを使いました。
豊富な色数の中から、ドレープに合わせて色をお選びいただきました。
寝室はピンク系で。
レースはオーストラリアンシェードスタイルです。
ヒダで飾り過ぎず、少々控えめなウエーブがでるようにお作りしています。
S様がこだわられたのはリビングのカーテンスタイルだけではありません。
トイレもしっかり、かわいらしくフェミニンに仕上がりました。
ツインシェードのドレープ裾は波型に、レースにはシフォンのリボンをつけて
アクセントにしています。
リビングの小窓はシングルシェードとレースの組み合わせです。
ドレープはポルトガルのファブリックメーカーALDECOの生地です。
生地表面に縦うねのあるとてもシックな生地です。
レースはJABのボルドー色を選んでくださったので、ヒダの重なりあう部分は
ボルドー色のストライプのように見えます。
仕事部屋の6つの小窓にお勧めしたのは調光ロールスクリーンのFUGAです。
とても気にいってくださり、写真はないのですが、和室、階段ホール、キッチンの小窓にも
FUGAを付けてくださいました。
いろいろなスタイルがある中で、生地をご提案し、スタイルをご相談しながら、イメージ
する窓辺のお手伝いができてよかったです。
S様この度は本当にありがとうございました。