水戸市で開催中の「坂茂展」を見てまいりました。
坂茂(ばんしげる)さんは、世界で活躍する建築家。
構造そのものが美しい建築(美術館など)を多数設計していらっしゃいますが、
一方で、災害時・非常時に人が快適に暮らすための空間を、
安価で手に入りやすく、再生可能な材料で提供するプロジェクトも手掛けています。
東日本大震災では、坂さんが設計したコンテナ仮設住宅が女川に建築され、
避難所の体育館で紙管とカーテンによる間仕切りが利用されました。
さて、展示会場の水戸芸術館。
中庭には、実際に女川に建設されたのと同じコンテナハウスが建築されていました。
外側は、気持ちが明るくなるような色合い。
玄関に回ると…
しっかりと屋根が伸びていて、大雨が降ってもぬれずに室内に入れそうです。
建築コストばかり重視するのではなく、
住む人への気配りがされているのだな~、と感じました。
競技場に建築された、仮設住宅の模型。
1階・2階・3階と、窓の位置が互い違いになっています。
間取りは何種類かあるらしいです。
さて、仮設住宅の室内の写真、そちらはまた次回ご紹介します。