DESIGNERS GUILD (デザイナーズ・ギルド)は、今回からメゾンで出展せず、BASTILLEにあるショールームで新作を発表しました。
ところ変われど相変わらずすごい人気。もう夕方の6時過ぎだというのにこの混み様です。
市内のショールームは、BASTILLEの地区の路地を入った奥にあります。ただ敷地は大きく、中庭を囲んで正面にはDESIGNERS GUILD、右側には、Christian Lacroix、WILLIAM YEOWARD、RALPH LAUREN に分かれて展示されています。
今回ギルドは、大きくは2つのコレクションを発表しました。
「Kaoli」と「Amlapura」
Kaoli は、まさしく日本からインスピレーションを受けてデザインされたました。
其々の生地の名前もモクレン、モンツキ、ユウゼン、サシコといった日本語が並びます。
着物や東洋の伝統的なモチーフをペンシル画のような繊細なタッチでコットンやリネンの地にデジタルプリントで表現されています。
デジタルプリントは今や当たり前。水彩画の滲んだ様な微妙な色が美しく表現できるようになり、美しいデザインが本当に多く見られるようになりました。
Amlapuraはインドネシアをイメージ。絞りやバティック、イカットなど、少しかすれた風合いのビンテージ感が漂うタッチが特徴的です。
こちらも同じデザインでコーディネートできる壁紙Sulabayaコレクションも発表されました。
『今年のコレクションの中では、日本の伝統からインスパイアされたこの kaoli コレクションが1番よね!』 って言わせてます・・・ (笑)
クリスチャン・ラクロアは、毎回斬新なデザインで驚きを与えてくれます。
今回も例年に違わずカットベルベットの地にトロピカルなヤシの葉のデザインを鮮やかなグリーンで表現。
今年はこのようなベルベットにデジタルプリントで表現された生地が本当に目立っていました。
プリントに蝶の柄を刺繍で重ねた生地は作ったクッションは、アメージングでまさにラクロアならではのコーディネート。
背景にモノートーンを使ってしつこくなり過ぎないようしながら、原色系の色が引き立ち、其々の個性がぶつからない様 素敵にマッチしています!
デザイナーズギルドのコレクションは、家具を含めた全てのインテリアアイテムを同じブランドでコーディネートできるブランドです。
サイズやデザインも様々、クッションなどのアクセサリー類もとても充実しています。
今回は、パリ市内3カ所にある Deco off のどの会場の通りにも巨大なランプシェードが飾られていました。
初日からいったいいくつのショールームを廻ったことか・・・ 充実した一日でした (^-^)