トルコ製のレースは、最近多く市場に出回っています。刺繍のデザインも素晴らしく、しかも西側のヨーロッパの国に比べると価格もリーズナブルです。
大体、広幅(280cm~300cm)で横使いなので、カーテンとして仕立てた時のに剥ぎあわせが入らずシームレスに美しく仕上がります。
今回はこのレースを使ったローマンシェードの事例をご紹介します。
写真は、縦長のスリット窓に、エンブロイダリーレースの裾のデザインを活かしてツインシェードに仕上げた例です。
昇降コードの色を前幕用をベージュ色、後ろ幕用をホワイトにして解りやすくしています。
最近の窓の形は多様化していて、これをどうまとめるかがウィンドウトリートメントのプロとしての見せ所です。
こちらは、トイレの窓にシェードを付けた例です。使用したメカはタチカワブラインドのワンチェーンタイプ。
プレーンシェードは出幅を取らないので、家具のレイアウトや動線にも干渉しにくいのが良いところです。
こちらは、開口部の内側に付けて前幕にリターンを付けた事例です。
これですと、レースは窓枠の内側に降りるようになり、より壁面からの出幅を取らなくてすみます。
カーテンスタイルとツインシェードのコーディネートの例です。シェードの丈は家具を置くため短めに仕立ててあります。
巾の広い窓はカーテンスタイルにして、縦長の窓をシェードのスタイルにするのは、オーダーならではのやり方で、良く用いるオーソドックスな方法です。
チンチラベルベットの前幕にトリムを付けてみました。後ろ幕のレースの刺繍部分との相性も良く、エレガントな感じにまとまりました。
前幕の裾部分にビーズトリムを付けてみました。
昇降操作して目線の位置までくると、丁度ビーズ部分が輝いて引き立ちます。
腰高の窓は裾の部分が目立ってくるので、トリミングをしたり、エンブロイダリーレースの裾部分を上手く活かしてアレンジしてみてはいかがでしょうか。