カーペットの置き敷き(オーバーロック加工)

カーペットはアレルギーの原因という誤解から敬遠されていた頃もありましたが、実際にはまったく正反対なデータがでています。

パイル(毛足)には浮遊塵を包み込むダストポケット効果があり、こまめにお手入れすればホコリもダニも舞い上がらずに衛生的です。

最近ではその良さが見直され、その需要も回復してきています。

お部屋の形に合わせて裁断・縁を加工(オーバーロック加工)し、隙間なく敷設することが可能できるのです。

そこで今回は、カーペットの置き敷き(オーバーロック加工)についてご紹介します。

新築のマンションの床はその殆どがフローリングの場合が多いでしょう。

こちらのお客様は、お嬢さんのお部屋をやさしいピンク色のカーペットで可愛らしいお部屋にすることがご希望でした。

変形のお部屋でも、フェルトグリッパーによる施工はしないでピッタリに敷き込むことができるのです。

しかしそれには、カーペットの性質をよく理解したプロによる細かな採寸技術が必要です。

クローゼットのドア枠の細かな収まりもこの通り。 ピッタリに敷きつめればカーペットがずれて動いてしますこともありません。

カーテンもお取付してご覧のような素敵なお部屋になりました。 コットンドレープの生地ははイギリス製「ハーレクイン」。ドット柄のレースは「マナテックス」よりセレクトしました。

今回お選びいただいたカーペットは、ウール100%のカットパイルのものです。

カーペットは空気を多く含み高い断熱性・保温性に優れ室温を保ちます。

また適度に柔らかく歩く時の衝撃を吸収し、遮音性にも優れ集合住宅やオフィスの静かな環境作りにも役立ちます。

カテゴリー: テクニック   作成者: DO パーマリンク

DO について

ファブリックメーカーからリフォーム会社の勤務を経て現職に。インテリアに対する探求心は尽きず、日々新しい発見を求めて飛び回っています。 インテリアエレメントの素材を見る目、物作りへの拘り、そして、建築の知識と経験を活かしてお客様の理想の空間を演出します!

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