隣の部屋のおばあちゃん

自宅マンションの隣の部屋には、
母より少し年上のおばあちゃんが住んでいます。

細身で背が高く、背筋もピンと伸び
いつも白髪をきれいにまとめて、
昔は、学校の先生だったのでは???
と思うような外見。

おばあちゃんと呼ぶのは失礼に感じる
素敵な老婦人です。

そして!

この婦人が、お喋りのなんのって。

私も相当お喋り好きですが、足元にも及ばない。

玄関前であったら、20分以上立ち話しすることもしばしば。

真夏など、冷え性だという婦人はケロッとしてますが、
私なんて、滝の汗をぬぐいつつお喋り。

クーラーのある家の玄関まで、あと3歩なのに・・・。

婦人とのお喋りはとても楽しいのですが、出かけるときや、
用事のある時など、急いでる時は少しドキドキします。

先日の夜遅く、雨の中買い物に行こうとしたら、
隣りの玄関が開いて、婦人がゴミ出しに。

私「あ、こんばんは~。」(ありゃりゃ、サクッと買い物行きたかったんだけど・・・)
婦人「遅いのにどこ行くの?」
私「明日の朝のパン買いに行こうかと。」
婦人「雨降ってるし、大変でしょ。ちょっと待って。」

そして出てきた婦人の手には!

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「ちょっとだけど、2人分あるでしょ、これで買い物いかなくて大丈夫。」

ひゃあ!こんな素敵なプレゼントなかなかない!!

❝困った時の朝ごはんセット❞

年配の方の優しさって、なんか次元が違う。
あったかい。

きっと、婦人からしたら
娘ぐらいの年の私が、夜遅く買い物に行くのを
心配してくれたんだろうなぁ。

まわりから見たら
すっぴんのおばさんが、夜のコンビニに出没してるだけなんだけど。

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