知る哀しみ

昨年末、興味のある事ない事で、反応の差が大変激しい、
とても面白いご主人と、その横で、ニコニコ笑っていらっしゃる
可愛いい奥様にお会いしました♪

そちらのお客様がご検討下さっていた生地が2種あり、
片方はもう一方の3倍近い価格です。

価格が低い生地のほうも、決して安価なものでは
ありませんでしたし、当然、悩みに悩まれました。

そんな中、奥様が、こんなメールを下さいました。

私が好きな作家のおじさんが、「知る哀しみ」という言葉を使っていました。
「本当にいいもの、一流のものを知ってしまうと、それ以外では満足できなくなる。
昔はおいしいと言っていたてべていた料理なども色あせてみえる」
というような意味だったと思いますが、まさに今その状態です(笑)

メールを拝見しつつ、思わずうんうん、と頷いてしまいました。

そうなんですよね、私も仕事上、生地は毎日のように見ますし、
ありがたいことに、素敵な生地をご紹介頂ける機会もたくさんあります。

そこで、私が、もう、かれこれ1年近くも迷ってるのが、
洗濯機置き場の前のカーテン。

機能優先で選べばいいのでしょうが、どうしても使いたい、
麻の生地が ¥13,000/m

それを、2m×2巾使うと、なんと生地代だけで¥52,000 ・・・。

仕事柄、割引があるでしょー?と思われるでしょうが、
輸入生地は、そもそも仕入値が高いのです。

洗濯機を隠す為に、そんなにかけていいのかという気持ちと、
いいものを知ってしまった哀しみと・・・。

さて、私のことはともかく、“知る哀しみ”を味わわれたご夫婦が選ばれた、
素敵なカーテンを、次回ご紹介します!

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