新作発表会が目白押し -ROMO-

10月末に行われる、デザイナーズウィークから、
11月中旬のジャパンテックスの間に、海外のブランドから
多くの新作コレクションが紹介され、各社、工夫を凝らした
発表会を開催して下さいます。

見逃してなるものか!と、とにかく、お誘い頂いたものは、
出来る限り見て回ったので、何回かに分けてご紹介させて頂きます。

まず、最初はマナトレーディングさんで行われた、ROMO
イギリスの老舗ブランドです。

大変申し訳ないことに、私はあまり ROMO について知らなかったので、
今までこのブランドから生地探すことはなかったのですが・・・

かなり好みです。

どちらかというと、あっさりすっきりしたものが好きな私は、
ついつい、ストライプに惹かれてしまいます。

デザイナーズギルドのブックを思い出させる、リネン素材の
ストライプやチェックもありました。
ROMOのものは、生地がしっかりしています。厚地です。

厚いのがいいか、薄いのがいいかは、用途によって変わってくるとは
思いますが、ROMO のものは、リネンの軽さでなくざっくり感が楽しめる感じ。

そして、このオレンジ色がとてもきれい!

軽すぎず、重すぎず、茶系のお部屋にも、白系のお部屋にも、
ブルーや黄色にも、素敵にマッチしてくれそうです。

花柄も、“フラワ~~~~~” って感じでなく、
少し、モダンにナチュラルにデザインされてて、日本のお宅に合いそうです。

この花柄は、イギリスというより、私には北欧のイメージ。

お約束のイカット柄もあり、組合わせ放題です。

取り入れやすそうな ROMO 今後はもっと勉強させて頂かねば!

大森さん、裏側に私が!!

コーディネーターの大森さんのブログを読んで、
言わずにはいられなくなりました。

私も富士山見てました!

大森さんが見てた裏側の、河口湖から。
前日に!

ふっふっふっ。

見て下さい大森さん、この、雲一つない富士山の姿を!

威張ってますが、生まれて初めてです。
全く、雲がかかってない富士山を見たのは。

そして紅葉。

春夏秋冬・・・季節の変わり目は体調を崩しがちですが、
四季がある日本って、やっぱり素敵ですね。

新婚さんいらっしゃ~い ♪

新婚さんのお宅に、カーテンを作らせて頂きました!

なぜ、新婚さんを強調するかというと・・・

ご結婚されたばかりの時は、普通、賃貸マンション等、借家住まいの
ことが多くありませんか?

ということは、新婚さんの場合、既製品のカーテンや量販店のものを
お使いになることが殆どです。

しかし、今回のお客様は、独身でいらっしゃった時もオーダーカーテンを
お作りになっていて、オーダーカーテンの美しさをよくご存知だったのです!

ということで、明るく、可愛く、華やかなカーテンを作らせて頂きました。

黄色いシェードは、ご主人のお好み。

お隣のお部屋の、ピンクのシェードは、可愛いい奥様のお好みです。

レースは、羽がひらひらと、空から舞ってくるような
とても美しい柄なのですが・・・

取付が昼間だったので、レースの美しい柄が写真では分かりません。

そこで、夜に撮った写真を送って頂けますか?
とお願いしたところ、奥様が快く引き受けて下さいました!

華やかな柄がお分かり頂けるでしょうか。

そして大窓は、グリーンの厚地にフロントレースで、
舞い落ちる羽柄を満喫です。

この他に、もう一ヶ所、腰高のお窓があります。
(なぜか、写真がない・・・。)

新婚のご夫婦は、お子様が産まれたり、何年か経って生活が落ち着いて来たら、
マイホームを購入するという方が圧倒的に多いと思います。

そうなると、お使いいただける期間が短くなる場合もありえます。

10年お使い頂けるかも知れませんが、3年という場合だって・・・。

ということは、オーダーカーテンの美しさを楽しんで頂きつつも
抑えられる部分は抑え、ご負担の少ないご予算でご提案することも大切です。

お客様からは、

カーテンとても気に入っています。
見てても飽きないしとても素敵です。

というメールを頂きました。

ありがとうございます!

もし、数年でお引越しということになったら、
クッションカバーや、巾着袋等、小物に仕立て直しましょう♪♪♪

この厚地とレースの組合せなら、
間違いなく、可愛いい小物に変身してくれます。

ペイズリー柄のカーテン

先日、電車に乗っていたら、私の近くで若い女性が、

「ペイズリー柄のカーテンを探してるんだけど、見つからないの~・・・。」 と。

あるある、あります、ありますってばー!

と、心の中で思いましたが、電車の中でいきなり、

「私、こういうものですが・・・。」

なんて、カーテン屋の名刺を出すわけにもいかず。
喪黒福造じゃあるまいし。

これこれ↓ こちらは、イギリスのエランバックのペイズリー柄。

ペイズリーと聞いてすぐに思い出すのは、ETORO って方が多いでしょうか。
あの、高級感あふれる、ゴージャスでシックな感じをお望みだと
ちょっと違ってしまいますが、色も色々。

明るく穏やかな色合いで、ペイズリーのクラシック感が程よく消えて、
とてもキュートな雰囲気の生地です!

あ~、是非こちらの生地を見せて差し上げたい。

あの方が、このブログを見つけてくれますよう・・・。

モマサレース工業さん見学 その2 ミラーレースって・・・

そうそう、ミラーレースが8割・・・。

ミラーになってるものは、レースという名前は合いませんね。
ミラーカーテンという、別のものだと思います。

そして、日本ではミラーカーテンが大人気です。
というか、日本特有の機能だと思います。

海外メーカーで、ミラーカーテンなんて探せませんので。

ご存知のお客様も多いかと思いますが、
ミラーカーテンとは、特別な織り方で、レース地の裏面を
鏡のようにして光を反射し、外部から室内をより一層見えにくくしたものです。
生地によっては、夜、室内に明かりがついていても、
殆どシルエットが映らないものもあります。

また、光を反射するのですから=UVカット効果もあり、
部屋の日焼けを防いだり、夏の冷房効果を上げることにもつながります。

― ただ、陽が部屋に入りにくくなるので、冬の暖房効果は???ということがありますが ―

そうです、この省エネの時代、また、日本のようにお庭が少なく、
隣近所や、道路との距離が近い住環境では、優れた機能かと思います。
そう、いいことづくめじゃないか!という感じですが・・・

しかし・・・・・・
決して美しくはありません。

レースの柔らかい、ふわっとした感じは皆無で、
あの、光を通して生地がキラキラと透ける感じも味わえません。

↑ 勝手ですが、私は、このキラキラが好きです。

先程も書きましたが、マンションの高層階にお住みの方は別として、
狭い日本では、戸建てや、マンションでも近隣のビルから室内が見えてしまう立地の方は、
省エネだけでなく、防犯上の面からも、お選びになる確率が高いのは分かります。

しかし、日本にはこんなに美しいレースが、山ほどあるんですよー。

(↑これは、レースをガラスとガラスの間に挟んで加工した製品です。
ドアについてるガラスに、アクセントとして施したり、お部屋の間仕切り等でも活躍します。)

また、夜や曇りの日で、外が暗く、室内の照明をつけてしまえば、
普通のレースでは室内が透けて見えますが、外が明るく、
室内が暗い日中は、しっかりヒダをとった無地のボイル地でも、
室内が透ける様なことはありません。

まして、柄や刺繍が施されていれば、なおさらです。

また、カーテン+カーテンの組み合わせでなく、
シェード+カーテンにすると、シェードは上下に動きますので、
目線の気になる箇所まで下ろすという手もあります!

見学させていただいたモマサレースさんも、
繊細で美しいレースを作る、素晴らしい技術をお持ちです。

その技術を駆使した、毎日見てるだけでうっとりしてしまうような
レースの製造が増えればいいのになぁ・・・と、つい思ってしまいます。

お嬢様のお部屋や、垣根が低く、通りから丸見えになってしまうお部屋等、
どうしてもミラーの機能が必要な場合もあると思いますが、お決めになる前に、
是非是非、ふんわりとしたボイルや、刺繍レースも、一度ご検討下さい。