私の最大の趣味は、海外のテレビドラマを見ることです。
流行の韓流は、“冬のソナタ”ですら、まともに見たことはないのですが、
アメリカやイギリスの推理モノは、寝てもさめても・・・というくらい大好きなのです。
家で仕事をしている時など、TVの音だけ消して、海外の刑事モノを
流しっぱなしにしていることさえあります。
音なしのドラマを流して、何が楽しいのか???と自分でも思うのですが。
いつも何かをしながら見ていることが多いので、
ドラマから仕事のヒントを!なんて真剣に思ってはいないのですが、
それでも、ハッとさせられることがよくあります。
以前もイギリスの件で書いた、ミスマープルや名探偵ポアロ。
両方とも、1930年代の、第一次大戦と第二次大戦の間に起こった出来事として、
設定されてるようですが、大量生産大量消費ではないこの時代、
金銭的に余裕のある人達は、本当に手をかけて作られた良質なものを、
とても大切に使っていたんでしょうね。
フリンジを豪華にあしらって作ったカーテンや、表(部屋側)が無地、裏(屋外に向いてるほう)
が、バラの素敵な柄の生地で、両サイドにそのバラの花柄が折り返されていたりするカーテン
が出てきたりするのです。
何か、歴史的に有名な邸宅等を使って撮影されているのか、それとも、撮影の為だけに、
手の込んだ、アールデコ調のセットを作っているのか、私には分かりませんが・・・。
で、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介したかったのはこちら。
デンマークのミステリー “THE KILLING”
デンマークで、史上最高の視聴率を記録し、国民の3人に1人が見ていたというドラマです。
そして、評判どおり本当に面白いのです!!
が・・・ドラマの内容は、また別の機会にご紹介させて頂くとして、
この写真をご覧下さい ↓
これは、運送会社を経営する夫婦の家のダイニングです。
光がたくさん入る大きな窓辺に、植物や、赤や青のキレイな瓶を飾っていて、
一見すると、ダイニングというより、サンルームのようで、どちらかというと、
というか、どうみてもカジュアルな雰囲気。
そこに、シャンデリアです!
夫婦二人が話し合ってる頭上に、少し小ぶりのシャンデリアが。
もう、これがなんとも素敵で、このドラマを見るたびに気になって気になって。
もし私が、ここに合わせる照明を相談されたら、絶対にガラス素材のペンダント型を
お勧めすると思います。
シャンデリアのようなデコラティブなものは、まず、考えないような気がします。
このカジュアルな部屋に、キッチンのまん前に、シャンデリア。
可愛くておしゃれで、本当に素敵です。
このドラマは、現代のモノで、この運送会社経営のご夫婦も、
あくまでも中流階級の、一般庶民の中の一般庶民です。
作業場兼自宅という設定で、特別な豪邸でもデザイナーズ住宅でも
ありません。
ということは・・・デンマークではこれが日常。これが普通。
さすがヨーロッパ、こなれてますね~。
勿論、照明だけでなくカーテンも同じです。
デコラティブなものも、斬新なものも、もっと肩の力を抜いて、
楽しんで使ってみるといいんですね。
海外ドラマ、結構勉強になります。
・・・おまけ・・・
これは、市長選に出る政治家の会議の1場面です。
政治家の使う会議室ですら、こんな素敵な照明が!