深川の春

メトロを降り、階段を上って大通りにでると、通り沿いには、一階が店舗、二階が住居といった
小ぶりな家屋が隙間なくびっちり。
お蕎麦屋、和菓子屋、自家焙煎珈琲屋、イタリアンレストラン、焼き上げたパンがなくなったら
今日は店じまいらしいパン屋、雑貨屋。すこし路地を入ると、和物屋、駄菓子屋。
きれいに掃き掃除された民家の玄関先に、お稲荷さんの赤い祠があったりもします。
・・・最近古本屋さんがなくなってしまったのでちょっとさびしい。・・・
それらを通り過ぎると、海辺橋(うみべはし)という橋があります。
そこからの一枚。
さくら1
川面も空もさくら色に染まりそうなぐらいです。
さくら2
この仙台堀川に沿って、芭蕉俳句の散歩道という小径があります。
芭蕉俳句の散歩道
小径の入り口で、芭蕉さんはひと休み。
芭蕉さん
一度探索してみたいと思いながら、たいていはいつもパタパタと急いでいる。
”芭蕉さん、また今度”と声をかけ通りすぎると、風にはためく”カーテン”の幟旗が見える。
ホームデコアである。

この春、ホームデコアのショールームは深川から場所を移すことになりました。

”どこにですか?”
”青山あたりに・・・。”
”あら!まあっ!おしゃれなところに!”
そう言われる度に、なんとなし、気後れしそうですが・・・。

さくら散れば若芽吹く。
さらにパワーアップした新ショールーム”Prime etoffe”でお会いしましょう!!

 

カーテンからシェードに衣替えの術

床に寝そべったり、時にはソファでころころしたりもするわけですね。
二階の窓から、ひょっと下を見下ろすと、にょきにょき足が見えたなら、
お隣さんもやっぱりちいっと困るかなあ。
なので、シェードで。
一階にあるN様のリビングは、お庭を挟んで建つお隣さんの二階の窓から
ちょうど見下ろせる位置に。
上下に開閉するシェードは、窓上から斜めに入ってくる視線をうまく遮って
くれるというわけです。
それぞれの窓にはそれぞれの使い勝手があるものです。
リビングのシェード
実はこのシェード、今ついているカーテンレールにお取付けしているんです。
        見たところ、ただの小さな金具です。
取付金具
こいつが術をつかうんですなあ、ふっふっふっ・・・。
レールのランナーを外して、こいつを取り付けて、カーテンからシェードに
様変わりっというわけです。
ランナーを外せない場合には、術師参上いたしまするとはいかないのですが、
ままご相談くださいませ。

生地は五洋インテックス、サザンクロスのエル。ドイツの生地です。
切り替えのあるボーダー柄で、切り替えし部分には、つまんだようなシワが
よっていて、ふっくらしたやさしい感じがします。
同じ生地でドレープもお作りしましたが、色違いのブルーだとこんな感じです。
五洋の見本帳
白にしようか。ブルーにしようか。と家族会議にかけられて白に決定しました。

     お伺いした頃は、まだちと寒い頃でしたが、ひと雨ごとに春ですねえ。
     春眠暁を覚えずと言いますから、春の夜は眠ここちがいい。
     シェードを半分ほど下ろしておけば、きっと昼も眠ここちがいい。