こだわったのは厚さです。

少なくなりましたねえ、生地厚のカーテン。
ひところ昔・・・30年も40年も前・・・カーテンは分厚くて、重くて、高いものでした。

”どれくらい前につけたんだろう?”とT様。
きっとその昔はみどり色。生地も厚かった。と思われる、使い込まれた出窓のカーテンを
今回新しくすることになりました。

お持ちしたサンプルは、どれも”薄い”
それではと、ご案内した海外メーカーの生地は、色が”今ひとつ”とお母様からダメだし。
そこで、気に入ってくださったサンゲツの薄みどり色に裏地をつけて厚くするということで
一件落着。
リビング
燃え立つような赤色、吸い込まれるような青色が、国内にはあまりないのと同じように、
薄いみどり色、裏柳、白緑といわれるような色は、海外にはなかなかない色なのでした。
当然ながら、お国によって好まれる色は違うようです。

レースは、スミノエのUライフから。
どことなく懐かしい感じのする花柄のストライプを合わせました。
リビングレース
今年おいくつになられるのか、お母様は、3段跳びでもするかのように階段を駆け上がり、
出窓にはひょひょいっと上って、古いカーテンを取り外してくださったのでした。
あまりの身軽さにわたしはびっくり!
そういえば、お伺いしたときにはいつも外にいて、庭仕事をしてらしたなあ。

激動の時代を生き抜いてきた日本の女は、厚みにも色にも一家言。
お元気で何よりです。

初夏のころ。

少々くたびれたみどり色のカーテン、
上げ下げがスムーズにいかなさそうなプリーツスクリーン、
サイズのあっていないロールスクリーン。

ぜ~んぶこれからなんです。と、いろんな業者さんたちがせわしなく出入りするなか
お伺いしたのは、たしか初夏のころだったような。

やっと落ち着きました!と、写真を送ってくださいました。
ありがとうございます。
お取付け当日、わたしがカメラを忘れてしまったせいなのですが。
おかげで季節はずれなUPになってしまって、すみません・・・。

リビングは川島織物セルコンの生地で、カーテンとシェードを。
リビング1
遠めからは無地のようですが、マスクメロンのような網あみの柄が入っています。
マスクメロン????らしいとても上品な生地です????。
リビング2
なかなか現場では生地選びまでできず、他の打ち合わせがひと段落ついたところで、
近くのご実家に場所を移しての再開。
何点かおすすめサンプルをお送りしたなかで、一番気に入ってくださったのがこの
生地でした。
シェード内のカフェカーテンとタッセルはK様のオリジナル。
リビング3
カーテンを束ねることがタッセルの役目ですから、束ねる役目を果たせるものなら何でも!
使わなくなったアクセサリー、リボン、麻ひも、皮ひもにトンボ玉やビーズなんてのもあり!
でしょ。
豪華なタッセルももちろんステキですが、ちょこっとしたことで気分も変わる楽しめる
アイテムですよ。

和室はプリーツスクリーンのツインタイプ。
和室1
スクリーンの上の部分がレース地、下の部分は不透明生地の2段式です。
レース生地で明かり取りをしながら、畳で大の字ごろんごろんもできます。

ご主人のお部屋と寝室は濃い青と空色のロールスクリーン。
さわやかなお部屋になりました。
洋室1
寝室1
今回、リビングのレースとウッドブラインドはK様がご購入。
わたしはサイズのアドバイスを担当しました。

”おかげ様でイメージどおりです。とってもとっても気に入ってます。”とおっしゃってくださって、
わたしも”おかげ様”に感謝です。

   さて、カーテンもさることながら、実に気になったのがコレ。
   お部屋のあちらこちらにあるコンセント。
   柄入りだあ~!
コンセントカバー1コンセントカバー4コンセントカバー2コンセントカバー3コンセントカバー5コンセントカバー6コンセントカバー7
   マスキングテープなんだそうですが、知らなかった!!! 知ってました???

新しいたくさんの出会い。

                2015年もおめでたく明けました。
花壇1
               今年もたくさんの出会いをいただけますように!
花壇2
        当店ホームデコアには、個性先鋭のコーディネーターがずらずらりっっっと、
                  皆様のお越しをお待ちしております。

                  今年もよろしくお願い申し上げます。
花壇3
                         ぺこり。