Paris Deco off (サンダーソン & モリス)

こちらはパリ デコオフの会場、メール通りに面したサンダーソン社のショールームです。

サンダーソンのショールームは、傘下のモリス、ハーレクイン、ゾファニーなどイギリスンブランドが一つになったコンパクトな作りをしています。

ショールームので2階で行われたデイビッドさんによる新作のプレゼンテーションの様子です。

サンダーソンは今回は、3つのコレクションを発売しました。

その中の一つ、オプションズ11の中から上の可愛いらしいフブリック写真は、ウィンディさんという80歳になる女性のデザインです。

1950年代、彼女が以前に住んでいたロンドンの街並みをを表現しています。

同じ柄の壁紙とのコーディネートもできます。

もう一つのコレクション、ビューティフルバルーン。コットンツイルの刺繍されています。

可愛いらしデザインですが、大人も楽しめる夢のあるファブリックです。

そして、今回は10ぶりににトリミングのコレクションも発表されました。

可愛らしいファブリックに合ったアクサリーの組み合わせで、素敵なデザインが生まれそうです。

そして今回のの目玉、モリスのアーカイブのコレクションの第二弾を見せてもらいました。

3月に行われるロンドンデザイナーズウイークで発表されるコレクションです。

今回は5つの生地にと壁紙が加わりました。

モリス商会にのアーカイブからクラシカルななモチーフを少し表情をを和らげたりして現代風にアレンジの手を加えています。

例えば、ウサギや鳥の目がやさしくなっていたり、さすがにライオンは省かれたりしていました。

色も。インディゴブルーや赤などモリスらしい鮮やかな色彩で表現されています。

 

そして、人気の「いちご泥棒」のデザインも壁紙になりました。

その技法も、手刷りプリントの風合いのサーフェースプリントからこのようなフラットなグラピュールプリントという技法を用い、その壁紙にあった仕上りとなっています。

さすがに、昨年の150周年のイベントで再燃したモリスブームは日本でも大好評でしたので、今回の新作も日本の市場をとても意識したものに感じられました。

それは、日本人が好みそうな淡い色使いややさしいデザインが多く見られたからです。

日本での発売が待ち遠しい「モリス アーカイブⅡ」のコレクションです。

 

 

 

 

Maison&OBJET(エディトゥール) 

前回から続き、メゾン・エ・オブジェのエディトゥールの会場からです

   

イギリスのブランドROMOは、2年間集めたコレクションBLAK editionを発売。

22のデザインが1つのブックに集約され、かつ其々のアイテムが組み合わせできる構成となっています。こちらもビビットな発色のデジタルプリントやリネンにフロックプリントなど新しい手法も見られました。

    

ベルギーのWINDは5つのコレクションを発表。中間色プラスコンテンポラリーカラー展開。

マスタードカラー&オレンジ系のトレンドは抑えて、絞り染め風などのテクニックも見られました。

 

スペインのGastón y Danielaのブースは、いつもの広々千したブースと違ってこじんまりとした雰囲気。古くからある民族調デザインを現代的にアレンジしたプリントのコレクションを多数展開。

ディストリビューターを務めるイオニアの斉藤社長自らのプレゼンテーション通訳です。

  

スウェーデンのSANDBERGは定番の変わらぬ良さといったところでしょうか。

北欧らしい素朴なプリンントの壁紙やファブリックは、暖かみと感じるコレクションの数々です。

  

左、ベルギーの上質なリネンを使ったコレクション、Designs of the time。

こちらも従来からのオーソドックスな無地のコレクションから、イカットやオリエンタルなプリントを展開。

毎回異色を放っているブースはフランスのZUBER。このタッセル目立っていました。

超高級品のコレクションは、ロシアの富豪がターゲットか?ブースの中にはそれらしき人々がいっぱい。

     

デジタルプリントの技術の普及によって、水彩画タッチの芸術的なプリントやこのようなグラデーション。壁紙とのコーディネートなど多く見られました。

Maison&OBJET (エリティス) 

今日ご紹介するのは、フランスはトゥールーズに本社をもつエリティスです。

日本では、マナトレーディングさんがディストリビューターを務めています。

その斬新な世界観は、毎回驚きを与えてくれます。

  

今回のテーマは『アーティーシック』 芸術的なラグジュアリー感が漂います。

今年は創立25周年を迎え、その会場作りにも大変凝ったものとなっていました。

  

壁には、往年にヒットしたコレクションの写真が額装され飾られていました。

左の写真、エリティスの社長自らがプレゼンしてくれました。 この方が全ての観衆に携わるそうです。

 

元々は壁紙メーカーから始まったエリティスは、様々なテクニックを用い、エンボスや3D効果などで独創的な世界観を楽しませてくれました。

 

エリティスの隣にブースを構えていたのが、イタリアのブランドDEDARです。

パリ市内のサンジェルマン・デ・プレにもショールームを構えています。

   

シックな黒の幾何学デザインのカーテンの裏地は、壁紙と同じレモンイエロー。

このイエローをアクセントとした使い方、今年は随所で見られました。

  

ブースの中には、エルメスのホームファニシングのコレクションも加わっていました。

実は現在、このコットンプリント生地を使ったシェードをお作りする商談をしている最中なのです。

残念なことに日本にはDEDARの代理店はないので、日本ではエルメスの直営店でしか購入できません。

なので、お客様に生地を購入して頂き、製作のみをやらせていただくのですが、高級な生地ですのでやはり慎重になりますね!

 

 

Maison&OBJET (カサマンス) 

 

作日に引き続きメゾン・エ・オブジェの模様。こちらは、フレンチブランド『CASAMANCE』のブースです。

今年のカサマンスのテーマは、ニュートラルカラーのコレクション。

近年続くブルー系のカラーから、マスタードイエローなど今年トレンドのカラーを上手に取り入れています。

毎年の事ながら、デザイナーズ・ギルドと並んで会場はすごい賑わいです。人気の程が伺えます。

   

今年良く見られたオレンジのカラー。そして、カサマンス得意のシルクにエンブロシダリーの華やかな花柄のコレクションです。

 

新作のコレクションBOOKは、この時にとオーダーして、今週店に届いています。

是非最新のコレクションを見に来てください!

 

 

    

そして、今回注目したのは、毎年発表時期をずらしていた、妹ブランドのCAMENGOのコレクションが同時には発表されたことです。

ポップな色使いのドット柄や、パチワークのようなモチーフの可愛らしいデザインです。

そして、クッションにアレンジされた商品の展示も目を引きました。

その他に欧米では定番化したアウトドア用様の生地や、ベルベットのコレクションなどなど。新作のBOOKが続々と入荷しています。

 

Maison&OBJET (デザイナーズ・ギルド) 

少し間が空いてしまいましたが、今年のメゾン・エ・オブジェで撮りだめてきた画像をご紹介したいと思います。

   

おなじみのデザイナーズギルドのブースはいつ見ても人気です。

やはり華やかな色合いと花柄のデザインが女性を引き付けるのでしょう。

美しいスカンジナビアン ブルーーのグラデーションと優美なリネンプリントの合わせ。

絞り染めの技術を使いモダンな印象を表現しています。

   

左はファッションデザイナーのChristian Lacroixのコレクション。トリシアギルドのコレクションとは一線を画していいます。南スペインからインスピレーションを受けて表現されています。

右のWilliam Yeowardは、ガラスや照明、家具のデザイナーとしても有名。旅の中からインスピレーションを受けたカントリーライクなコレクションです。

 

 

 

 

 

パリ Part3

こちらは『Paris Deco off』 メイン会場の一つメール通りです。

パリ デコオフは、セーヌ川を隔てて右岸はこの地域。 左岸はサンジェルマン・デ・プレの2つの会場にて主に行われます。

今回のインスタレーションはとても華やか。色鮮やかなランプシェードの花が咲きました!

それでは、各エディターの新作コレクション少しずつですがご紹介していきましょう。

 

この日はデコオフ初日で、朝からドイツのエディターSAHCO(サコ)で日本人向けの説明会が開かれるとあって、多くの日本の方が詰めかけました。

   

右上は、BOUQUET(ブーケ)とMOIRAGE(モアラージュ)の組み合わせ。

ブーケはメール通りのメインのウィンドウにもディスプレイしてある今回の新作の顔です。鮮やかな花束がジャカードで表現されています。モアラージュは、カレンダー加工されたモアレが様々な表情を生み出します。

   

左上はULF MORIZ(ウルフモーリッツ)の新作でSONATA。シアーにリボンが所々に止めつけられているリ立体感のあるウルフモーリッツらしいモダンなデザインです。

そして右もULF MORITZ からTRESSA。小さなスパンコールで縄模様がデザインされています。新作タイバックとのコーディネートも必見です。

続いて訪れたのは、地元パリの老舗ブランドPIERRE FREY(ピエール・フレイ)です。

メール通りの入口のとても大きなショールームを構えています。

写真は、家族経営であるピエールフレイのご家族のひとり、マシュー・フレイさんです。

以前、日本の代理店を務めるトミタさんイベントで来日された際に、お会いして、「パリ デコオフで会いましょう!」と約束していたのです。

マシューさんの後ろにある肖像画は「ブラクニエ」さん。そう、ピエール・フレイが抱えるブランドの名前のひとつです。

Braquenie (ブラクニエ)は、18世紀から続くフランスの伝統的なブランドです。そのコレクションは、トワレドジュイや更紗、古典的なフランス装飾が特徴です。

現在はピエールフレイ社がその販権を買い取り、フランスの伝統的なアーカイブコレクションのデザインを元にアレンジされたコレクションを展開しています。

日本でお会いした時に「是非、ブラクニエのアーカーブコレクションをお見せします!」と言われていたので楽しみにしていたのです。

 

左はショールームの地下の様子。そこには新作の「SHIBAO」がディスプレイされています。

ちょっと解り難いですが、特徴的なのは色のインディゴブルー。デザイナーであるお父さんのパトリック・フレイ氏が大好きな色なのだそうです。 プリントやジャガード、刺繍の技法で様々国々の特徴をモーチフにデザインされています。

右側は、ショーウィンドウのディスプレイ、新作「HIMARAYA」のコレクションです。昨年のヒット作の続編で、ニュートラルなカラーが特徴です。

      

こちらは、パリの若手デザイナー ローラ・ゴンザレスさんによりコーディネーされた部屋です。

伝統的なブラクニエのファブリックを上手に使い、様々な小物と共にアレンジされています。

右のファブリックはインドの伝統的ながらからインスピレーションを得たブラクニエの新作。

古典的な物、エキゾチックなもの、そして可愛いらしい小物を上手に使い、個性豊かな空間を作り上げるテクニックには驚かせれます。

 

 

そして、ご存じ Christian Fischbacher (フィスバ)です。

今回の一押しはこれFloraです。

上の写真のディスプレイでもあるように、華やかなフラワーモチーフのデジタルプリントです。

   

ベッドリネンや小物、カーテンと様々なアイテムに使われていますが、其々柄の大きさや細部のデザインを水彩画タッチで加えたりして変えているのです。

 

こちらはクリエーションバウマンです。

   

バウマンでは、こんな風にファブリックを素材として上から掛けるだけのような自然な感覚のインスタレーションが良く見かけます。

床にその生地のイメージが書かれた札が置かれていて、生地を下に引くとそのイメージの音が流れるという仕組みです。

そんな中でも、面白かったのは上の写真のファブリック。デジタルプリントにプリーツ加工されてた部分がストライプになっていて何とも不思議で幻想的な雰囲気を出します。

日本でも話題になること請け合いです。

 

 

そして今、話題のブランド ALDECO(アルデコ)です。

上の写真は、ショールームに入ると目に飛び込んでくるプラスチックのアーティスト ペドロ ギマランイスのアートワークです。

3つの視点で見る角度によって見えてくるものが変わってくるのです。

    

アルデコのデザイナーSusanaさんから新作の説明を聞きました。グラデーションの美しいCOMPORTAは52%リネン48%ビスコース、しなやかな風合いです。

話題性豊かなPOP ARTはメガネの柄。GOOD MOOD(上機嫌!)というテーマにもなっています。

そして、この時もらった 伊達メガネが今晩のパーティーのドレスコードに・・・。

 

フレンチブランド、ルリエーブルです。

 

新しくコレクションに加わったジャンポール・ゴルティエののファブリックが偉才を放っていました。

この鯉の柄ROCKと言う生地は、なんと日本のタトゥーを模したデザインです。

 

 

午後は1つだけ離れてバスティーユ地区にあるHOULES(ウレス)のショールームへ。

初日の午後に伺うと、日本のエージェントのジャン・マルクさんと待合せしていたのでした。

  

マルクさんから新作の説明を受けました。

このロープタッセル、リングを重ねていくやり方で、様々な窓の大きさにも対応できます。また色をアレンジして、オリジナルな配色を楽しむこともできるのです。

  

ショップに置くタッセルのサンプルとキーターッセルを注文しました。

このキータッセル、私のショップでも女性がバックに付けたり、携帯電話のストラップにしたりと本当に良く売れています。

実は、フランス本国のウレス社では、タッセルよりカーテンレールの方の売り上げの方が高いのだと聞きました。 紐引でシンプルな構造の装飾レールは日本でも使えそうです。

 

 

さて、アパートに帰って一休みし、大雪の降る中、再びメール通りに向かいました。

エディターの主催するパーティーに参加するためです。

まず伺ったのは、ピエールフレイ。 ディストリビューターのトミタさんから invitation をもらっていたのです。

素晴らしい雰囲気の中、美味しいシャンパンとカナッペをいただき、気分は上機嫌!

しかし、大雪の影響で先に帰られたトミタさんとは会えずじまい・・・。

  

それもお構えなく、次はルリエーブルのショールームへ・・・。  こちらはグット大人の雰囲気。

マーチングバンドを追いかけて今度はサコのショールームへ。招待状はないけれど、なんのその・・・。

そして最後はアルデコのショールームへ

本日ヘルシンキから到着した越川さんやフィスバの田原さんも加わり大盛り上がり! !(^^)!

私は、女性スタッフを送る使命もあったので早めに切り上げましたが、パーティーは午前2時まで続いたとか・・・。

はぁ~楽しかった!

翌朝はメゾン・エ・オブジャの会場へ向かいます。

 

 

 

パリ Part2

パリ2日目は、bpインターナショナルの林田さんが主宰するツアーに便乗させてもらいました。

 

ル・コッルビジェの建築物を視察するツアーです。

 

ご存じの通り、コルビジェは、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に近代建築の3大巨匠と称されています。

 

 

 

朝、集合場所のパリ中心部にあるウェストミンスターホテルに向かいました。

いや~やはり☆☆☆☆の高級ホテルは違います。建物の1階にはカルティエの本店も入っているくらい。 (林田さんいわく・・・・ ウィンドウに画鋲のような宝石が入ってるんですよ! )

さて、集合場所の行くと顔見知りもちらほら・・・。

マイクロバスに乗って総勢10名でツアーは出発しました。

パリから西へ車を走られて行くと、壮麗なオスマン様式の建物はしだいに姿を消し、30分ほどで中世の香り漂うポワシー(Poissy)に到着しました。

サヴォア邸

 

サヴォア邸は、ル・コルビュジエが設計した近代建築の住宅で、サヴォア家の週末用の別荘として建てられ 『明るい時間』 と名付けられました。

1931年に竣工されたこの建物は、20世紀の住宅の最高作品の一つであり、フランスの歴史的建築物に指定されています。

           
サヴォア邸は、モダニズム以前の装飾的で重厚な西洋的伝統建築とは大きく異なり、空間を大胆に使ったことで、当時の建築家たちに大きな衝撃を与えました。

ピロティ(独立柱に支えられた空間)を使うことにより、居住部分がまるで空中に浮かんでいるかのような印象を与え、水平連続窓はたっぷりと光を取り込むことで室内を明るくしています。

平らな屋根部を利用してテラスが設けられ、植物を植えることもできます。

また、バスルームや螺旋階段など、ところどころで曲線が使われており、ゆったりとした印象を与へ、部屋の壁面毎に白、黒、青、橙などの色が使われ、絶妙な色合いになっています。

また、建築だけでなく家具もまたサヴォア邸の雰囲気にあうようにデザインされており、ル・コルビュジエの傑作ともいわれるコルビジェ・チェアが多数置かれていました。

 

 

さて、お昼は市内のベルシー地区にあるベルシーヴィラージュへ向かいました。

  

かつてはワイン倉庫だったところが開発されたベルシー地区。

敷地内の石畳の上には、今も2本の鉄のレールが走り、当時ワイン倉庫街だった面影を残しています。

いただいたのは、ガレットとムール貝の山盛り、そしてビールにワインも少々・・・。

ビールはセットになっているので、飲めない方の分が、私とカサマンスの高橋さんの方に廻ってきて仕方なく飲みました・・・(笑)  いやぁ~美味かった! (^.^)

 

 

午後からはバスティーユ地区にあるアートの高架橋、ヴィアデュック・デ・ザールをブラブラと。

ここは、前回宿泊したホテルがすぐ近くにあり。以前のブログでも書かせていただきました。

  

元の国鉄高架橋を、上を遊歩道や緑地、下をアート・クラフトなどの工房アトリエに改造されています。赤レンガをうまく残し、のんびり散歩できる美しい道になっています。

50軒ほどの家具や絵画のアトリエ、職人が作業するアトリエが点在し、カーテンえお扱うインテリアショップなどもありました。

 

 

さて次に向かったのは、パリ国際大学都市です。この中に建つコルビジェの設計した建物を見に行きました。

これは、フランスの高等教育機関で学ぶ主に留学生のためにパリ14区に創られた学生寮群です。そしてなんと、その建物はそれぞれの国にちなんだ建築様式をしています。

上の写真は日本館です。参加した方皆 「旅館のよう・・・」 と揃って言っていました。

 

目的はこちら、コルビジェの設計したスイス館です。

サヴォア邸の完成直後に建てられたとあって何となく似ています。やはりピロティの仕様になっていますね。

 

スイス館の内部は見学できるようになっています。

こちらは学生寮の個室の中の様子です。

そてもシンプルな構造。とても機能的な作りになっています。

でもコルビジェの建物の中で勉強出来るなんてうらやましいかぎりです。

 

 

  

そしてもう一つは、上の写真にあるブラジル館です。

こちらは、スイス館の36年後に建てられました。コルビュジェのパリでの活動の最後の作品だそうです。 カラフルな色使いがいかにもブラジルらしい感じでした。

 

 

最後に向かったのは、ラ・ロッシュ邸です。

ラ・ロッシュ邸

ラ・ロッシュ邸は、1923年にコルビジェの友人で芸術の庇護者であったラウル・ラ・ロッシュ氏が、絵画コレクションを展示するためのギャラリーのある家として設計を依頼したものです。

現在はル・コルビジェ財団により管理されています。

 

室内に入ると、まず靴にビニールのカバーを付けるように言われます。

皆が青い靴なのが面白いです。 

依頼者の ラウル・ラ・ロシュは、同館が完成した当時「キャンバスに描かれるより、その姿を実際に見てこそ美しさがわかる建物」と賞賛の言葉を贈ったと言われています。

いたる所に存在する曲線と直線のの交わり。立体的な空間の構成。光の取り入れ方などなど。90年以上昔の建物なのに未だに斬新に思えました。

 

それから、ホテルに帰って解散でしたが・・・。

折角なので、宿泊していた高橋さんに頼んでお部屋の中を見せてもらうことに・・・。

なんと、深紅の壁紙にビックリ。まさにパリ様式と英国スタイルの洗練されたクラシカルといった感じです。

 

 

その日の夕飯は、フランクフルトからこの日にパリに到着したチェルシーインターナショナルの手井社長と待合せしてこれまた美味しいシーフードを食べに行きました。

食後アパートまで歩きながら相棒の石井さんと少し反省。

「ちょっとパリに入ってからオレ達エンゲル係数高いですよね・・・」

「明日はアパートで自炊にしましょう!」

「あッ! 明日はDec ooff の会場でパーティーだね ! ということはただ飯しか?」

「でも明日の夜は雪だしな・・・」

続く

 

パリ Part 1

5度目のパリとなります。今回もいろいろなものを見て様々人と出会い刺激を受けて来ました。

これから数回に分けて「メゾン・エ・オブジェ」 や「パリ・デコオフ」のことをご紹介していきます。

1/15(火)日本は大雪で羽田空港の国内便は欠航が相次ぎ、はたして出発することが出来るのか危ぶまれましたが、深夜発の国際便は予定通り出発することができました。

  

12時間のフライトは、エコノミークラスの一番最後尾を事前チェックインでキープし、なかなか快適に過ごすことが出来ました。

毎回、機内で見る映画の事を冒頭で感想を書いてきましたが、今回印象に残ったのはフランス映画 『最強のふたり』 です。

車いすで生活している大富豪と介護者として雇われた黒人青年が垣根を越えて友情を結ぶ、実話を基にしたヒューマン・コメディーです。

年齢や環境、好みも異なる二人が、お互いを認め合い、変化していくプロセスを描いていく物語。

障害を持つ主人公フィリップの誕生日の夜、介護人のドリスが、アースウィンド&ファイアの「Boogie Wonderland」のリズムを刻む軽快なダンスで、使用人たちを巻き込んだ“グル―ヴ”へ発展するシーンがたまらなく良かった。 本当に笑って泣けました・・・。

 

さて、早朝の便でパリに到着したらこちらも同じく雪が降っています。いつも通りロワシーバスでパリ市内の中心部OPELAまで行き、そこからタクシーで 17区にある メトロ13号線のBrochaant いうところまで行きました。

今回、宿泊に利用したのは、滞在型のアパートメントです。パリに在住の友人の紹介で、1週間借りてシャアすることにしました。

   

   

アパ-トメントはこんな感じです・・・。

古い建物で、らせん階段で5階まで登らなければならないのが厄介ですが、その分パリの街並みが見渡せるのが良いところ。広々していて快適です。

このシステムはオーナーの不在時に、使っていない間だけ旅行者に提供するというものです。

今回は、ここを拠点に精力的に活動します。 石井さんのいびきが無ければよいが・・・(^_^;)

荷物を置いて、近所のスーパーで買い物を済ませ、バスに乗って早速街に繰り出しました。

 

凱旋門からシャンゼリゼ通りのインテリアショップやをウィンドウを眺めながら歩き、そこからメトロに乗って、マレ地区にあるBHVというデパートに向かいました。

ここは前から行ってみたかったところで、日本でいう東急ハンズのようなところときいていました。

  

  

上階にあるインテリア売り場に行って驚きました。日本でいうところの高級ブランドのエディターの商品がものすごい数とバリエーションで販売されているのです。

それも高級品という特別な扱いではなく、普通に・・・ しかも、セール中で20%OFF!!

ギャラリーラファイエットのメゾン館なんて目じゃないです!

しかも、カーテンレールの種類の豊富さや、壁紙のコーナーなども必見です。

  

以前のパリでの取材でもモンマルトルのショップで見てきたことを書きましたが、

こちらでは、全てレールはパーツとして揃えます。ブラケット、ロッド、キャップとそれぞれに本当に多くの部品が売られています。

 

高級エディターの商品のカタログがボロボロになるまで使い込まれていて、ご婦人がオーダーしていたりします。

やっぱりヨーロッパは壁紙文化なんだな~と実感させれれます。

続いて・・・ 照明器具や金物のパーツコーナーなど々。

  

  

本当にインテリア関係の仕事をされている人は見ていて飽きないと思いますよ!

まだまだ廻りたいのですが、お腹も空いてきたので、目星をつけておいたレストランに向かうことに・・・。

 

デパートの向かい側にある市庁舎の前にはスケートリンクが設けれられています。

近くから72番のバスに乗ってセーヌ川の近くでで降りて、夜のエッフェル塔を見ながら歩いていくことにしました。

 

行ったのは、パッシーの地区にある「AL FONTAINE DE MARS」というレストラン。

相棒の石井さんが日本で調べて目星を付けておいたのです。

予約を入れていなかったのですが、快く2Fの奥の良い部屋に案内してもらいました。

部屋ごとに内装が違います。この部屋は、いかにもパリらしく可愛いらしいトワレドジュイの壁紙にピンクのコットンベルベットのカーテンが掛けられています。タッセルの吊る位置、カーテンボックスに真鍮製のロッドレールが付いているところなど参考になります。            一応これもリサーチの一環ですので・・・ (^.^)

私はやぎのチーズの前菜とメインは鴨のコンフィをいただきました。

 

お・い・し・か・っ・た です・・・ !(^^)!

翌日はコルビジェの建築を巡るツアーに参加します。

 

 

Maison&OBJET (メゾン・エ・オブジェ)  Paris Deco Off  (パリ デコオフ)

新年のご挨拶もままならぬまま、しばらくの間ショールーム店舗をしばらくの間臨時休業とさせていただくご案内です。

昨年末はたいへん多くのお客様から、海外ブランドのッカーテンのご依頼をいただきまして本当にありがとうございました。

お客様のご期待とご要望にお応えできるよう、最新の情報を仕入れに、2年ぶりにパリで行われる「メゾン・エ・オブジェ」に行ってまいります。

今回は、店舗スタッフも行く為、1/15(火)~1/21(月)のお休みとなりますのでご注意下さい。

このイベントは、年2回(1月と9月)開催され、インテリア業界の「パリコレ」とも言われる華やかさとトレンド発信力を持ったトレードショーです。

世界中から、インテリアブランドの最新作が出店されます。

 

そして、もう一つのイベントはパリの市内で行われる「パリ・デコオフ」です。

こちらは、メゾンに出店しないブランドが独自に其々のショールームで行われる新作の発表会です。

パリの街を歩きながら最新のトレンドをチェックしてまいります。

本場ヨーロッパのトレンドを自分達の目で確め、最新の情報を皆様にお届けできるようパワーアップして戻って参りますので、どうぞご理解の程 宜しくお願い致します。

そして、その日に見た事を沢山の画像を使ってブログんいアップして行きますので、是非ご覧になって下さい。

今日は大雪が降って、交通機関が乱れておりますが、はたして無事に旅立つことが出来るのでしょうか・・・? (^_^;)

それでは、本日の深夜 羽田発の便で行ってまいります!