Maison&Objet ~ THEVENON  ANDREW MARTIN

メゾン・エ・オブジェは今年で20年目を迎えます。

展示面積は125,000㎡程と、とてつもなく広く、3000ものブランドが出展して、8万人の来場者を誇るBtoBの展示会なのです。

ハイムテスタイルが、トレンドセッターによる理論的な展示を行うとすれば、メゾン・エ・オブジェは世界中の新しいプロダクトを見せる展示会と言えるでしょう。

Maison & Objet

そんな中、今回のメゾン・エ・オブジェのインスピレーションテーマは『MAKE』です。

Maison & Objet

一つのテーマから3つの会食を生み出し、次代のトレンドを考えるのだそう。

自然が作りだ出すもの、人間の手作りなもの、そして、テクノロジーが作りだすものの3名のデザイナーによる展示ブースで構成されています。

【NATURE MADE】

自然の情景からインスピレーションを得て作りだされたもの

NATURE MADE  NATURE MADE

【HUMAN MADE】

人間が作りだすものクラフト感いっぱいのインスタレーション

HUMAN MADE  HUMAN MADE

【TECHNO MADE】

3Dプリンターで作られたチェアーは不思議な造形

TECHNO MADE  TECHNO MADE

ホール7のエディトゥールでは、殆どのエディターがDeco off に出てしまった為に以前とはずいぶんと違う出展となっています。

その中でも、壁紙のデジタルプリントの大胆なデザインの展示はやはり目を引きます。

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さて、今回のメゾンに訪れた一つの目的は、新しく取り扱うブランド『THEVNON』の新作を見てサンプルを買い付けることです。

THEVENON

THEVNONは、フランスの伝統生地「トワルドジュイ」を代表する老舗ブランドの一つです。

4月にリニューアルオープンする新しいショールームのテーマの一つである「シャビーシック」のに必用なアイテムとして加えることにしました。

THEVENON  THEVENON

伝統的なトワルドジュイには新色が加わりました。

リネンベースのデジタルプリントもフランスらしい華やかな雰囲気のアイテムです。

THEVENON  THEVENON

こちらも、フランスの伝統的なモチーフにピンクやブルーの新色を加えたピリント地や、クラシカルなデザインをカラフルな色で設えたジェガード織の一品です。

ホームデコアの新しいアイテムとして加わりますの是非見にいらして下さい。

ANDREW MARTIN

こちらは、ホール5の移動通路の一番目立つ場所に毎年ブースを構える『ANDREW MARTIN』です。

電飾で形取られた象が入口にに向いて来場者を迎えています。

ANDREW MARTIN

今回は、ファブリックの新作はは発表されませんでしたが、家具や調度品の数々のコレクションは見ていて楽しくなるものばかり。

当社でも壁紙のコレクションがとても人気です。

しかし、毎年思考を凝らした素敵な展示には驚かされます。

ANDREW MARTIN

このアルファベットLOVEで形取られたサイドテーブルは、なんとA~Zまでがあるのです。

お好きな言葉で表現してみてはいかがでしょうか。

さて、次回は日曜日でも賑わいを見せるパリの旧市街「マレ地区」を散策します。

RUBELLI zinc NyaNordiska CLARKE&CLARKE

Paris Deco off

またしばらく間が空いてしまいましたが、パリ デコオフの続きで、今年発表されたエディターの新作をご紹介します。

RUBELLI

イタリアはヴェネチアの高級ブランドRUBELLI(ルベリ)です。

今年のテーマは ITALIAN PASSION。

まさにルベルというような、シルクに刺繍を施したゴージャスなものから

RUBELLI

ヴェネチアの風景のスケッチをモチーフとしたコレクションを発表。

このベンチに張られた生地。実はジャガードで織り込まれたものです。

RUBELLI

今回ルベリは。壁紙のコレクションも発表しました。

ルベリ ルベリ

クラシカルなモチーフをビニール素材で表現した物や、花柄のデジタルプリントもあります。

今回は、挙って多くのエディターが壁紙を発表しました。

やはり生地だけではなく、様々なシチュエーションを演出する手段として壁紙は必要不可欠だだということでしょう。

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最後に見せてもらったベルベットのデジタルプリント。

昨年 ラクロアやロモがから出ていましたが、絵画風なデジタルプリントが出てきました。

ZINC

ROMO(ロモ)グループのZINC(ジンク)のプレゼンに参加した様子です。

ジンクは、2010年に立ち上げられた質感に優れ、都会的、斬新でシックな色がテーマの新しいファブリックブランドです。

ジンク

まさに男心をくすぐる上質でかっこいいコレクションの数々。

今回のテーマは『ナイトクラブ』

世界中のナイトクラブの名前がそれぞれのコレクションに付けられています。ジンク

ここでも、ベルベットのデジタルプリントが多く見られました。

Kirkby Design

こちらはガラッと変わって、3月に新しく発売される Kirkby Design

コレクョン同様にデザイナーの女性も可愛らしい

Kirkby Design

こちらはアウトドアのコレクションです。カラフルで可愛らしいポップなリゾートコーディネートが出来ますね。

後に見えるシェブロン織のジグザク模様は、今のトレンド。様々なところで見られます。

ニヤ ノルディスカ

こちらは、ドイツの高級モダンコレクション NyaNordiska(ニヤ ノルディスカ)

この、ハイムでデザイン賞を受賞した生地を束ねているのは、新作のマグネットタッセルです。

NyaNordiska

斬新なファブリックも素敵ですが、私が面白いと思ったのは、こちらのシェードのシステム。

昇降コード自体がデザインになっています。

NyaNordiska

また、このカラフルな紐を使った、レールのシステムも面白いです。

NyaNordiska

こんなコンパクトなパッケージに収まっていて、部品一つ一つが可愛いらしいデザイン。

CLARKE&CLARKE

さて、今回大きな目的の一つが、こちらのCLARKE&CLARKE(クラーク&クラーク)の新作を見に行くことでした。

CLARKE&CLARKE

実は、クラーク&クラークはパリ デコオフに正式にエントリーしていないのです。

パリに滞在中に、日本のエージェントから連絡が入り、ショールームを出していることを知りました。

フランスの代理店はCasal というブランドが務めているそうですが、そのショールムのとなりにひっそりと便乗出展しておりました。

CLARKE&CLARKE

来月4月にリニューアルオープンする新しいショールームでは、クラーク&クラークをメインでご紹介することになりました。

生地のクオリティ、パフォーマンス、革新性に重点を置き、さらに品質を落とさずお手頃な価格のインテリアファブリックを製造してブランドです。

CLARKE&CLARKE

ショールームを出るころにはすっかり夜になっていました。

次は、メゾン・エ・オブジェの様子をレポートします。

ZIMMER+ROHDE JIM THOMPSON  ELITIS  

ドイツの高級ブランドエディター ZIMMER+ROHDE (チマー&ロード)の新作プレゼンに参加しました。

ZIMMER+ROHDE

今回の新作のテーマは PARADISE

生命力、多様性と華やかさが表現されています。

ZIMMER+ROHDE

洗練されたテクニックには毎回驚かされます。

ZIMMER+ROHDE

縦糸はシルク、緯糸は4種類の糸で織られています。(コットン、シルク、ビスコース、ポリエステル)

このスパンコール 生地のしなやかさが出るように、特殊な素材でやわらかく加工されているそうです。

ETAMIN

グループブランドのフレンチコレクションETAMIN(エタミン)

リネンベースにレーザーカット、アップリケ、刺繍と本当に手の込んだ ファブリックの数々です。

TRAVAS

こちらはまた別のグループブランドTRAVERS(トラバース)。アメリカのブランドです。

アメリカとイギリスのカントリースタイルパターンの折衷的な組み合わせ特長で、現代風にアレンジした伝統的なテキスタイルデザインが特徴です。

JIM TOMPSON

こちらは、タイ発のブランドJIM TOMPSON(ジムトンプソン)プレゼンテーション会場です。

ジムトンプソンのコレクション、今年は一押しです!

JIM TOMPSON

ショールームとは別な特別な場所に会場を設け、思考を凝らしたインスタレーションがされています。

この部屋に入るまでもファブリックで出来たトンネルを抜けていくような面白い演出がされています。

JIM TOMPSON

こちらは、ジムトンプソンの別ブランド『No,9』のデザイナーのリチャード・スミスさんによるプレゼンテーション。

No,9は、アジアの異なる文化をインスピレーションの基とし、独自のカラーパレットにより軽やかに描き上げたコレクションです。

JIM TOMPSON

ジムトンプソンは今回よりクリエイティブ・ディレクターにウー・バホリョルデン氏(Ou Baholyodhin)を起用しました。

イケメンですよね!声も渋くてカッコいーんです!(笑)

JIM TOMPSON

ウー氏は、元々建築や各具などのプロダクトデザインの世界で活躍されていたそうです。

新たなデザイナーの起用により往年の輝きを取り戻したような感じがします。

ジムトンプソンと言えばタイシルクが有名です。

現在も手織りの職人を多く抱え、コスト的にも高品質で素晴らしい商品を多く世に送り出しています。

JIM TOMPSON

今回のメインカラーはこのエメラルド。

デザインパターンはフランスのアーカイブをあえてアレンジせずにそのまま採用し、カラーで新たなトレンドを吹き込んでいます。

JIM TOMPSON

ウー氏は、『豊かな空間は豊かな人生に通じる』として、カラー・カテゴリーに基づく素材開発を行い、色と素材の表情に富む作品となっています。

JIM TOMPSON

今年のトレンド、ピーコックカラー。

鮮やかすぎないバーンオレンジにターコイズ、そしてキングフィッシャーブルー。

カラーパレットごとのプレゼンが終るとオーディエンスは拍手喝采!

今年のジムトンプソン 一押しです!!

ELITIS

続いては、フランスブランドの中では斬新で洗練されたコレクションを展開するELITIS(エリティス)のプレゼンテーションです。

ELITIS

ファブリックは色鮮やかなデジタルプリントのシアー。

デジタルプリントの表現の技術は日進月歩。繊細なデザインが美しく表現されていきます。

ELITIS

リネン、コットンなどのナチュラルな素材感のコレクションも新たに発表されました。

階段室にディスプレイされたインディゴブルー のちょっとエスニックパターンのグラデーションが素敵です。

これ 個人的には好きだなぁ~

エリティスは元々壁装には力を入れていましたが、今年も数々のコレクションを発表しました。

アルバムしてみましたのでご覧ください。

MANA-Sコレクションにも生地で採用されているユン・ニル・リー氏による壁飾材はケルンの展示会で2015イノベーションアワードを受賞しています。

下段中央のこのオレンジカラーのキラキラしたやつ。昔、ノートの間に入れて使う「下敷き」に似たようなのがあったような・・・。(笑)

To Be Continued

SAHCO CASADECO RUBELLI

HOULESのショールームで打ち合わせを終えた後、隣りにあるSAHCO(サコ)のショールームを訪れました。

ここでエルクリーエーションの高田さんにバッタリ・・・ 夕方からのCASADECOのプレゼンにご一緒することに・・・。

SAHCO

SAHCO(サコ) のウィンドウディスプレイはチャイナと和をミックスした様な感じ。

コレクションタイトルはズバリ『Shanghai Naight』 日本の襖柄の波文様な新作壁紙は『ARCADIA』

SAHCO

シノワズリーなトワレ柄は壁紙のコレクションもあります。

Decooff

ヴィクトワール広場からCASADECOのショールームのある左岸のサンジェルマンへ向かいました。

こちらでも華やかなランプシェードが飾られています。

CASADECO

今年から新しくできたCASADECOのショールーム。でも常設ではないようです。

CASADECO

エージェントのメサテックスの方々の迎えられ、新作プレゼンテーションが始まりました。

デザイナー自らデザインコンセプトをボードで紹介してくれます。

プレゼン終了後、シャンパンが振舞われ、居合わせた顔見知りの方々としばし歓談・・・。」

しかし、この頃になると時差の関係で急激な眠さがおそってきます。。。(ー_ー)!!

RUBELLI

ショールームを出て歩いていると、マナトレーディングの方々と偶然お会いし、誘われるがままにイタリアの高級ブランドRUBELLI(ルベリ)のパーティーへ・・・

RUBELLI

またまた美味しいシャンパンをいただきながら・・・   でも眠い・・・  しかし美味い! (^_^;)

RUBELLI

ルベリは今年、多くの壁紙コレクションを発表しました。型押しのビニールクロスやデジタルプリントの花柄など々。

こちらは、また改めてショールームを訪れた時にご紹介します。

ルーブルのピラミッド

セーヌ川を渡ってパレロワイヤルまで歩く途中・・・ あぁ~ピラミッドが割れているぅ~!!

ちょっとびっくりしたけど、後から聞いたところによるとフランスのアーティストの作品だそうです・・・。

次回もDeco off の続きです。

 

 

HOULES (ウレス)

パリにはお昼頃に到着して、アパートに荷物を置いてすぐに市内のDeco off の会場に向かいました。

今回のパリ行きには大きな目的が2つあります。

実は、4月に店舗を移転し、リニューアルオープンすることになり、その新店の為のサンプルの買い付けと、店舗の外観やディスプレイの方法などを視察して、そのイメージを新しく作る店舗デザインに生かす為の情報収集をすることです。

新店舗の事は、あまた改めてこのブログでご紹介させていただきます!

現在着々と準備をしているところですので、どうぞご期待下さい! (^_^)/~

Deco off

Deco off の会場は、大きく分けて右岸と左岸のの2つの会場に分かれています。

その内の右岸のヴィクトワール広場近くのメール通りにインテリアのショールームが密集しているエリアがあり、毎年のように巨大なランプシェードで通りが飾られています。

HOULES

その通りの中心にタッセルやトリムなどのアクセサリーやレールや椅子張りの部材などを取り扱うブランドHOULES(ウレス)のショールームが新しくオープンしました。

HOULES

Deco off 初日には、エージェントのジャンマルクさんがショールームにいると連絡を受けていたので、まず初めに会いに行きました。

HOULES

4月にリニューアルオープンする新しいお店では、このウレスのアクセサリー類のコレクションを充実させる予定です。

HOULES

今回も新作を含めて沢山のサンプルを仕入れてきました。

ウレスのタッセルは発色やデザインが本当に素敵で、カーテンの合わせるをその魅力をより一層聞きたてる効果あります。

HOULES

こちらが新作のタッセルです。モダンでシックな色使いのタッセルが今年も沢山発表されました。

HOULES

レザーや新しいマグネットタイプや、クションなどのアレンジに使えるリボンのコレクションも加わりました。

HOULES

ウレスには、アクセサリー類だけではなく、カーテンや椅子張りの生地のコレクションもたくさんあります。

HOULES

また、モダンなカーテンレールのコレクションも豊富です。もちろん1セットからのお取り寄せも可能です。

HOULES

欧米では、親の代から受け継れた家具を大切に張替えや修理をして使う継ぐ習慣が根付いています。

ホームデコアでは、熟練の家具職人さんと提携していますので、お客様の愛着のある大切な椅子やソファーを甦らせることが可能です。

生地のイメージを変えることで、また違う価値が生まれて、様々空間に合せてコーディネートすることができるのです。

HOULES

これらのアクセサリーを使ったアレンジで、オリジナルなデザインで、他にはないお客様だけのオンリーワンのカーテンをお作り致します。

さて、次回はDeco off の続きといて、各ショールームで行われた新作プレゼンテーションの模様をご紹介します。

ホームデコア ウィンドウトリートメント

 

パリのアパートメント

本当にしばらくぶりのブログを再開します!!

毎年メゾンとデコオフの視察に行っていますが、今年はパリであのような事件があった後ですから、友人や家族にも「本当に大丈夫なの・・・?」と心配されながらの出発でした。

Paris Deco off

今回は、私が所属しているicon(日本インテリアコーディネーター協会)のイベントが重なり、

航空券の予約が遅くなって、結局直行便が取れずに、最短のトランジットでトルコ航空でイスタンブール経由で行くことになりました。

トルコ経由でフランスに到着したアジア人のおじさん1人。さぞや怪しまれて入管で調べられるかと思いきやすんなりと通り抜け、 ホットしたのでした!

パリのアパート

さて、今回はわずか4泊の滞在ですが、活動の拠点としたのはこちらのアパートです。

パリには、ツーリスト用の滞在型アパートメントが沢山あり、フランス人の友人に頼んで予約してもらっていました。

出したリクエストは「1人なので狭くてもいいからなるべく便利な立地なところがいいなぁ~」

22と書かれた扉のを開けると中庭に・・・。また扉があり、これを開けていよいよ建物の中へ・・・。

エレベーター

扉をあけると、なんと今回はラッキーなことに1人用のエレベーター付きです!

以前5階までエッチラオッチラ思いトランクを持ち上げたと思うと本当に助かります。

エレベーター

信じられないけど、このような1人とか2人乗り用のエレベーターがパリの古いアパートメントには結構あるのだそうです。

階段

らせん階段も雰囲気ありますね。

アパートの室内

部屋の中はこんな感じです。真っ赤なカーテンとクッションがアクセント・・・ (^_^;)

一人なのでこれで充分です。

キッチン付です

キッチンには電子レンジ、オーブン、冷蔵庫、そしてランドリーからアイロンまで全て揃っています。パソコンに不可欠な wifi の環境もしっかり整っています。

近所のスーパーで食材とビールを買って冷蔵庫にしまいこみ、すぐにDeco off の会場に向かいました。 今回はわずか4日間の滞在なので少しの時間も無駄にできません。

窓からの景色

逆光なので解りませんが、窓の外にエッフェル塔が見えるので気に入りました。

次に部屋に戻ってきた時が楽しみです。

次回からは、いよいよParis Deco off をレポートします。

 

 

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